殷周時代
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西周が殷を滅ぼした後に、周の成王は諸侯を大封した。その中で、殷の旧地は姫姓の諸侯国と姜姓の諸侯国に分封された。許国は周朝の分封を受けた姜姓の諸侯国の一国である。始祖は太岳(伯夷)の胤(継嗣)の許文叔で、武王克殷時に大功を挙げて受封された。
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殷・周時代
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紀元前1700年頃より中国最古の王朝である殷が成立し、それに続く周とともに青銅器時代が始まった。この青銅器時代になると、新石器時代の様相は一変し、青銅器の表面には、神の顔ではないかとされる「饕餮文(とうてつもん)」、「龍」や「鳳凰」、「蝉」、「象」などの動物文が主文として表され、地には隙間なく「雷文」が施された。「饕餮文」とは、商から周の青銅器に見られる、恐ろしい形相で睨みつける獣の顔の正面形であり、口は鼻の両側に大きく広がり、牙や歯も表される文様である。「龍」は、最高位の神獣であり、最高の吉祥である。元来は武勇と力を表し、自然の力の形象化身とみなされ、崇拝された。「鳳凰」は、群鳥の長であり、飛ぶときには百鳥が従うという。古代には鳥の王としてあがめられ、吉祥の象徴であった。「蝉」は、地中から出て成虫となることから再生の観念の象徴であり、殷代から西周時代の青銅器にみられた。「雷紋」とは、中国の青銅器や陶磁器によく使われる方型または円型の渦巻文様をいう。文様は邪霊から中身を守る力があると考えられ、奇怪な装飾が息詰まるほどびっしりと施されている。 殷の鼎 饕餮文 鳳文簋 西周時代 胴に雷文、口縁に夔鳳文(きほうもん)を施した卣(酒器の一種) 祭祀用の銅鉞
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