歴史上の廃寺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 15:03 UTC 版)
ここでは、著名な廃寺を始め、特筆すべき廃寺について記す。 日本 現・恵日寺(慧日寺跡):福島県磐梯町磐梯。807年(大同2年)に徳一大師によって開かれるが徐々に荒廃して廃寺。明治時代に「恵日寺」として再興され、廃寺の遺構は「慧日寺跡」として国の史跡に指定されている。 明科廃寺 :長野県安曇野市明科中川手。7世紀末から8世紀初頭(白鳳時代)の創建。 現・片山廃寺跡 :静岡県静岡市駿河区大谷。8世紀後期の創建。10世紀前期に廃絶。 大山峰 正福寺(通称・大山寺) :現・大山廃寺跡(愛知県小牧市大山)。7世紀後期の創建。15世紀半ばに廃絶。 衣川廃寺(跡) :滋賀県大津市衣川。 中川寺 :現・中川寺跡(奈良県奈良市中ノ川)。実範により創立され、南都における鎌倉時代の戒律復興の中核であった寺。 現・吉備池廃寺跡 :所在地は奈良県桜井市吉備。7世紀前期の創建説(百済大寺説)あるも不明。廃絶時期も不明。 山田寺 :7世紀半ばの創建。鎌倉時代までは寺院として機能していたようである。仏頭(国宝)が興福寺に伝わり、また1982年に東回廊が発掘され、重要文化財となった。現在は明日香村の岡寺の末寺となって(大化山 山田寺)として再興された。所在地は奈良県桜井市山田。国の特別史跡に指定されている。 粟原寺(おうばらでら):奈良県桜井市粟原にかつてあった寺。談山神社が所蔵する『粟原寺三重塔伏鉢』(国宝)に刻まれた銘文によって、寺の由緒がはっきりとしている(伏鉢とは、仏塔の上部にある相輪の一部)。国の史跡に指定されている。 現・上淀廃寺跡 :鳥取県米子市淀江町(cf.)。7世紀後期の創建。11世紀前期に焼失し、廃絶。 日本以外の仏教圏 仏教圏以外
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