武蔵野台地とは? わかりやすく解説

武蔵野台地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/05 02:42 UTC 版)

武蔵野台地(むさしのだいち)は、関東平野にある荒川多摩川京浜東北線・入間川に挟まれた面積700km2[1]台地である。その範囲は東京都区部(東部を除く)、多摩地区の大部分(南多摩を除く)、そして所沢市など埼玉県入間地域志木市など新座地域を含み、川越市が武蔵野台地の北端に位置する。武蔵野台地の地形は古くから研究が進められ、日本の第四紀編年の基準とされてきた。


注釈

  1. ^ 調布・狛江市内にある「羽毛下通り」、市川市の「真間」など、地名にも見ることができる。
  2. ^ 後述の立川崖線(府中崖線、布田崖線)、国分寺崖線の他、青柳崖線や仙川崖線などが挙げられる。

出典

  1. ^ 水環境と武蔵野台地 第12回環境地質学シンポジウム・地質環境国際シンポジウム要旨集
  2. ^ a b 植木岳雪、酒井彰『青梅地域の地質, 地域地質研究報告(5万分の1地質図幅)』産業技術総合研究所 地質調査総合センター、茨城県つくば市、2007年7月、84-91頁https://www.gsj.jp/data/50KGM/PDF/GSJ_MAP_G050_08050_2007_D.pdf2018年7月15日閲覧 
  3. ^ 空堀川・柳瀬川流域の地盤」『平28.都土木技術支援・人材育成センター年報』、東京都土木技術支援・人材育成センター、2016年、ISSN 1884-040X2018年7月15日閲覧 
  4. ^ 遠藤邦彦ほか (2018年5月20日). “東京台地部の東京層と,関連する地形:ボーリング資料に基づく再検討” (PDF). 日本地球惑星科学連合2018大会. 2018年7月15日閲覧。
    杉中佑輔ほか (2018年5月20日). “赤羽台から本郷台における地形・地質層序の新しい見方:MIS4期の化石谷を中心に” (PDF). 日本地球惑星科学連合2018大会. 2018年7月15日閲覧。
  5. ^ a b c 崖線の緑の保全に向けてのガイドライン” (PDF). 多摩川由来の崖線の緑を保全する協議会. p. 2 (2012年3月). 2018年7月24日閲覧。
  6. ^ 1.外部リンク「東京の湧水」参照。2.福生市の景観特性と課題>3つの景観ゾーン>【街の手ゾーン】(拝島段丘)・【丘の手ゾーン】(立川段丘)” (PDF). 福生市. 2007年11月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  7. ^ 福生市の地形と地質” (PDF). 福生市. 2018年7月14日閲覧。
  8. ^ 福生の地質と地形” (PDF). 福生市. 2018年7月14日閲覧。
  9. ^ 技術ノート No.38” (PDF). 東京都地質調査業協会. p. 8 (2005年11月). 2018年7月14日閲覧。 “府中崖線は、立川市西南部の奥多摩街道沿いから府中を通り、小田急線の狛江付近まで続く崖線”
  10. ^ 調布市崖線樹林地の保全管理計画(布田崖線)” (PDF). 調布市環境部緑と公園課 (2016年4月). 2018年7月24日閲覧。
  11. ^ 崖線の緑を保全するためのガイドライン” (PDF). 東京都都市整備局. 2013年2月26日閲覧。
  12. ^ 技術ノート No.38” (PDF). 東京都地質調査業協会. p. 7 (2005年11月). 2020年2月29日閲覧。 “国分寺崖線は、立川市砂川付近より国立駅東側を横切り、国分寺、東京天文台、深大寺から小田急線の喜多見付近へ続く崖線”
  13. ^ 28 立川崖線・29 国分寺崖線|東京都環境局
  14. ^ 籠瀬良明「国分寺崖線上縁東下がり緩斜面の等高線表現と成因」『地図』第34巻第4号、日本地図学会、1996年12月、1-8頁、doi:10.11212/jjca1963.34.4_1ISSN 0009-48972014年4月1日閲覧 
  15. ^ 植木岳雪、酒井彰『青梅地域の地質, 地域地質研究報告(5万分の1地質図幅)』産業技術総合研究所 地質調査総合センター、茨城県つくば市、2007年7月、98頁https://www.gsj.jp/data/50KGM/PDF/GSJ_MAP_G050_08050_2007_D.pdf2018年7月15日閲覧 
  16. ^ 貝塚爽平ほか編(2000年)『日本の地形4 関東・伊豆小笠原』東京大学出版会、235p.
  17. ^ 寿円晋吾「多摩川流域における武蔵野台地の段丘地形の研究-段丘傾動量算定の一例-(その一)」『地理学評論』第38巻第9号、日本地理学会、1965年、557-571頁、doi:10.4157/grj.38.557ISSN 00167444NAID 1300035671462018年7月14日閲覧 
  18. ^ 陣内秀信『東京の空間人類学』筑摩書房、1992年。ISBN 4-480-08025-2 
  19. ^ 技術ノート No.26” (PDF). 東京都地質調査業協会 (1998年10月). 2018年7月14日閲覧。
  20. ^ 鈴木理生『東京の地理がわかる事典』日本実業出版社、1999年。ISBN 4-534-02982-9 
  21. ^ 渡辺善次郎ほか編 『聞き書 東京の食事』 農山漁村文化協会、1988年、ISBN 4-540-87098-X、189p
  22. ^ 新谷尚紀ほか編 『民俗小事典 食』 吉川弘文館、2013年、ISBN 978-4-642-08087-3、28p


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