正規搭乗員とは? わかりやすく解説

正規搭乗員

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 21:05 UTC 版)

アポロ11号」の記事における「正規搭乗員」の解説

地位宇宙飛行士船長ニール・A・アームストロング最後にして2回目宇宙飛行 司令船操縦士マイケル・コリンズ最後にして2回目宇宙飛行 月着陸船操縦士エドウィン・E・オルドリンJr.最後にして2回目宇宙飛行 当初は、船長ニール・アームストロングを、司令船操縦士CMP)にジム・ラヴェルを、月着陸船操縦士LMP)にバズ・オルドリンを、それぞれアポロ9号予備搭乗員として割り当てることが1967年11月20日に公式に発表された。ラヴェルオルドリン以前ジェミニ12号搭乗員として一緒に飛行したことがあった。月着陸船LM)の設計と製造に遅れが生じたため、アポロ8号アポロ9号は正規搭乗員および予備搭乗員交代させられアームストロング船長以下の搭乗員アポロ8号予備搭乗員になった通常の搭乗員ローテーション計画に基づけば、アームストロング当時アポロ11号船長になるものと予想されていた。 ところが、うち1人変更されることになったアポロ8号に正規搭乗員として乗り組む予定だったマイケル・コリンズ両脚故障抱え始めたためである。医師からは5番目と6番目の椎骨間の骨の成長問題があると診断され外科手術要するほどの容態であった。そのため、ラヴェルコリンズに代わってアポロ8号搭乗員になり、コリンズ故障から回復する司令船操縦士としてアームストロング船長以下の搭乗員加わったその間フレッド・ヘイズ月着陸船操縦士としてオルドリン司令船操縦士としてそれぞれアポロ8号予備搭乗員務めた搭乗員全員先に宇宙飛行経験したことのあるベテラン飛行士編成されたのは、アメリカ宇宙開発史上アポロ10号次いでこれが2度目のことだった。以後全員ベテラン飛行士編成される3度目機会1988年STS-26まで訪れことはなかった。 一部では、オルドリンはともに働くことに難がある思われていたため、飛行乗組員運用責任者だったスレイトンはアームストロングオルドリンラヴェル交代させる選択肢用意したアームストロングオルドリンと働くことに何も問題抱えていなかったが、与えられ選択肢について日が暮れるまで熟考したアームストロング考えたところでは、ラヴェル船長として彼独自のミッション指揮してもらうのが当然であるとの結論至った結局ラヴェルアポロ13号船長務めた)。 アポロ11号の正規搭乗員は、アポロ12号搭乗員特徴的にみられたような親密積極的な仲間意識持っていなかった。代わりに気立てのいい仕事上の関係を築いたとりわけアームストロング周知のごとくよそよそしかったが、コリンズ自身孤独好きだ思っており、もっと個人的な関係を創出しようとしてきたオルドリンはねつけていたことを告白したオルドリンコリンズアポロ11号乗組員について「親しげよそ者たち("amiable strangers")」だったと記している。ただし、アームストロングこの人評価同意せず、「私が接した乗組員は皆一緒にとてもよく働いた」と述べた

※この「正規搭乗員」の解説は、「アポロ11号」の解説の一部です。
「正規搭乗員」を含む「アポロ11号」の記事については、「アポロ11号」の概要を参照ください。

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