板取りとは? わかりやすく解説

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板取り

読み方いたどり

板取りとは、印刷工程において、紙と紙の間に板を入れ手法のことである。

板取りは、一般的には上質紙での4色刷り厚紙特殊紙などインク乾きが遅い場合用いられることが多い。

印刷機によって刷り上がった紙にはインク付着しており、積み重なると他の紙にもインク付着する可能性がある。そのため、印刷機のデリバリ(排紙される部分)には、インク付着を防ぐためのスプレー噴霧する装置備わっている。しかし、多量の紙を印刷した場合、紙の重さ原因で他の紙にインク付着することがある。板取りは、紙の重さによるインク付着防止するために用いられる

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板取り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 21:07 UTC 版)

木材」の記事における「板取り」の解説

原木から板を切り出す場合年輪の目に対してどのような角度切り出すかによって、板表面木目異なってくる。また、切り出し角度木目のみならず、板の強度などにも影響与える。 柾目(まさめ) 「正目」とも表記される年輪の目を断ち切るように年輪対し角に近い角度切り出した板の表面現れる木目柾目と呼ぶ。冬目と夏目交互にほぼ平行に現れきれいに揃った縞模様となる。収縮変形少ないが、水分透過させやすい。柾目の板は原木から20 - 30%程度しかとれず歩留まりが悪いので高価である。なお例外的にカシ材だけは慣習として柾目材を板目板目材柾目逆によぶ。特有の放射状組織いわゆる目)を年輪見立てるため。 板目(いため) 年輪の目に沿うように接線方向切り出した板の表面現れる木目板目と呼ぶ。木目柾目のように整った縞模様はならず不規則な曲線模様となる。板目の板には裏表があり、切り出しの際に外辺部側に面していた方が表面(木表)、中心部側に面していた方が裏面(木裏)となる。木材切断面を指す意味の「木口」の年輪模様を見るとカタカナの「ハ」の字状に目が走っているが、ハの字の狭い方が表、広い方が裏となる。板目の板では水分吸い込み易さ指標である吸水率表側裏側異なり長い年月を経ると必ず収縮変形し易い性質があり、木材には反り生じる。年輪の目が詰まった冬目が板の厚さ方向複数重なっているため水透過させづらい性質を持つ。この性質利用して液体貯蔵するなどには必ず板目の板が利用される(もく) 原木の瘤の部分など異常成長生じた局部的なねじれや湾曲起こした箇所切り出したときに、稀に現れる柾目とも板目とも異な複雑な模様木目希少価値があり珍重される詳細は「」を参照

※この「板取り」の解説は、「木材」の解説の一部です。
「板取り」を含む「木材」の記事については、「木材」の概要を参照ください。

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