東部防衛司令部の設置
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防衛司令部は、日本ではじめて防空のために設けられた司令部組織である。当初は防空に関する計画を行うとされ、司令官・参謀長以下ほとんどの人員は従来からあった東京警備司令部との兼任であった。管轄の範囲は東京警備司令部をはるかに超え、北海道を除く東日本に広く及んでいた。 司令部の所在地も東京警備司令部と同じである。しばらく麹町区九段1丁目の軍人会館で事務をとっていたが、1936年7月22日に麹町区隼町1丁目13番地の旧庁舎に移転した。10月29日に、麹町区代官町1番地に移転した。旧築城部本部跡である。
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東部防衛司令部の設置
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1935年5月25日制定(29日公布、8月1日施行)の昭和10年軍令陸第8号で制定された防衛司令部令にもとづき、東京に東部防衛司令部、大阪に中部防衛司令部、小倉(現在の北九州市)に西部防衛司令部を設けることになった、「平時より要地の防衛に関し諸計画を準備」させることが目的である。 3人の防衛司令官の管轄地域には、13の師団(あるいは留守師団)があったが、その師団長は天皇の直接の隷下に属する点で防衛司令官と同格であった。階級も同じ中将である。防衛司令部は防衛計画上必要なことにつき区処(指示)できることになってはいたが、防衛そのものは師団長に任されており、両者の関係は曖昧なところがあった。 ただちに編成されたのは東京警備司令部が編成管理にあたった東部防衛司令部で、中部防衛司令部と西部防衛司令部は、2年後の1937年(昭和12年)8月発足とされた。東部防衛司令部は東京警備司令部の一部に入って事務を開始した。その人員のほとんどは、司令官・参謀長以下、東京警備司令部との兼任者であった。
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