東筑軒とは? わかりやすく解説

東筑軒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/04 14:47 UTC 版)

株式会社東筑軒
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本
807-0861
福岡県北九州市八幡西区堀川町4番1号
設立 1942年(昭和17年)5月25日
業種 食料品
法人番号 8290801010327
事業内容 弁当の製造販売、売店の運営など
代表者 佐竹真人(代表取締役社長
資本金 2400万円
純利益 ▲1億9593万7000円(2020年05月31日時点)[1]
総資産 11億5324万8000円(2020年05月31日時点)[1]
外部リンク http://www.tochikuken.co.jp
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かしわめし。左はご飯280gで奈良漬のみ、右はご飯350gで奈良漬、うぐいす豆、しそこんぶが入っている
福岡ドームで販売されている「折尾のデラックスかしわめし」

株式会社東筑軒(とうちくけん)は、福岡県北九州市八幡西区堀川町4番1号に本社を置く日本の食品会社。弁当(主に駅弁)の製造販売・飲食店経営・売店の運営などを行っている。

折尾駅を中心に鹿児島本線筑豊本線の9か所の駅でかしわめし弁当をはじめとする駅弁の販売と立ち食いの駅うどん店の運営を行っている。

沿革

  • 1921年(大正10年)7月 - 折尾駅直方駅にて立ち売りによる弁当販売開始。
  • 1942年(昭和17年)5月 - 門司鉄道局の要請により、既存4業者(筑紫軒、真養亭、東洋軒、吉田弁当)整理統合し、東筑鉄道構内営業有限会社を設立。折尾、直方に営業所開設。
  • 1942年(昭和17年)6月 - 折尾・直方駅構内にて売店営業開始。
  • 1955年(昭和30年)12月 - 株式会社に改組、現社名になる。

主な商品

前身の筑紫軒時代から発売しているかしわめしのほか、駅弁だけでなく行楽料理や祝事・仏事会席などの仕出しも行っている。なお米価格高騰の影響もあり、2025年3月1日発売分より、米が大麦入りに変更された[2]。また同日をもって、幕の内、とくとくランチ(極)かしわ、特選弁当かしわめし、赤飯の取扱を終了した[3]

  • かしわめし - ご飯が少なく漬物以外の副菜がないものと、ご飯がやや多めで漬物・うぐいす豆・しそ昆布が付くものの2種類
  • かしわめし(おりお) - かしわめしと副菜が付く
  • 大名道中駕籠かしわ - 二段重のかしわめし

売店

以下の場所にある。駅構内以外の売店もある。福岡ドームでも弁当を販売している。

なお、折尾駅4・5番のりばでは、ホームでの立ち売りが行われている。2011年6月に販売員が体調を崩して自宅療養となり中止されていたが、2013年2月から新たなスタッフで再開された。九州で立ち売りが残るのは他に人吉駅吉松駅のみで、常時立ち売りを行っているのは折尾駅だけだという[4]

駅売店

  • 折尾駅 - 駅弁・うどん(うどん店は駅改築に伴い閉店、駅西口前の本社隣にてうどん店を展開、新駅舎完成後の2021年1月11日に駅構内での営業再開[5]
  • 黒崎駅 - 駅弁(うどん店は駅の工事に伴い一時閉店、駅舎リニューアル後に改札外にてうどん店再開)
  • 八幡駅 - まるうまうどん店内で駅弁を販売
  • 戸畑駅 - 駅弁のみ
  • 若松駅 - 駅弁・うどん
  • 直方駅 - 駅弁・うどん
  • 赤間駅 - 駅弁・うどん
  • 福間駅 - 駅弁・うどん
  • 小倉駅 - 駅弁をジェイアールサービスネット福岡JR西日本関連会社)に委託して販売
  • 博多駅 - 駅弁をジェイアールサービスネット福岡・ジェイアール九州フードサービス(JR九州子会社)に委託して販売

かつては東郷駅にも駅弁・うどん店があったが、2010年(平成22年)2月10日をもって閉店した。また、かつては枝光駅でも駅弁のみ販売していた。

駅以外の売店

  • 本社売店

以下の店舗は海老津、大丸天神店を除き弁当のみ販売。

自動販売機

2021年12月22日より折尾駅前の本社うどん店前に設置[6][7]

  • 冷凍かしわめし
  • 冷凍かしわうどん

脚注

  1. ^ a b 株式会社東筑軒 第78期決算公告
  2. ^ 3月1日より「大麦入り」にリニューアル!』(プレスリリース)東筑軒、2025年2月17日https://tochikuken.co.jp/news/202502173月1日より「大麦入り」にリニューアル!/2025年4月4日閲覧 
  3. ^ 販売終了のお知らせ』(プレスリリース)東筑軒、2025年2月23日https://tochikuken.co.jp/news/20250223販売終了のお知らせ/2025年4月4日閲覧 
  4. ^ “駅弁立ち売り53歳新人奮闘”. 西日本新聞(夕刊). (2013年10月3日) 
  5. ^ 1月11日折尾駅うどん店オープンします!
  6. ^ 【折尾駅前】東筑軒「かしわめし」の冷凍自販機が登場 名物駅弁を24時間販売 | 北九州ノコト” (2022年1月20日). 2022年1月21日閲覧。
  7. ^ 冷凍自動販売機登場! | 株式会社東筑軒” (2021年12月22日). 2022年1月21日閲覧。

外部リンク


東筑軒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 06:49 UTC 版)

かしわめし弁当」の記事における「東筑軒」の解説

折尾駅黒崎駅八幡駅戸畑駅小倉駅若松駅直方駅赤間駅福間駅発売している。折尾駅4・5番のりばでは、近年では珍しくなったホームでの立ち売りが行われている。駅構内以外の売店もあり、福岡市内・北九州市内の一部デパートなどに常時出店している他、九州各地大阪東京百貨店での臨時販売行われる1921年大正10年)に、折尾駅直方駅弁当業者筑紫軒として創業1942年昭和17年)に戦時国策により弁当業者整理統合が行われ、真養亭・東洋軒・吉田弁当などと合併して東筑鉄道構内営業有限会社となる。1955年昭和30年)に 株式会社東筑軒となり、現在に至る。 かしわめし弁当筑紫時代からのもので、「画一化した駅弁から脱却した郷土色豊かな駅弁」として、水炊きなどの鶏肉料理参考に、鉄道省門司運転事務所であった本庄開発した鶏肉細かく刻んで入れやわらかさより歯ごたえ追求している。炊き込みご飯味付け本庄の妻スヨが開発し門外不出一子相伝の味として代々女性のみに受け継がれている[リンク切れ]。内容価格異な複数グレードがある。

※この「東筑軒」の解説は、「かしわめし弁当」の解説の一部です。
「東筑軒」を含む「かしわめし弁当」の記事については、「かしわめし弁当」の概要を参照ください。

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