東京都立文京盲学校
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| 東京都立文京盲学校 | |
|---|---|
| 北緯35度42分20.6秒 東経139度44分48.3秒 / 北緯35.705722度 東経139.746750度座標: 北緯35度42分20.6秒 東経139度44分48.3秒 / 北緯35.705722度 東経139.746750度 | |
| 過去の名称 |  盲人技術学校 東京都立築地盲学校  | 
    
| 国公私立の別 | 公立学校 | 
| 設置者 | 東京都 | 
| 設立年月日 | 1908年(明治41年)9月21日 | 
| 共学・別学 | 男女共学 | 
| 設置学部 | 高等部 | 
| 学期 | 2学期制 | 
| 学校コード | E113299910019 | 
| 特別支援学校コード | 13451B[1] | 
| 所在地 | 〒112-0004 | 
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       東京都文京区後楽一丁目7番6号
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| 外部リンク | 公式サイト | 
東京都立文京盲学校(とうきょうとりつ ぶんきょうもうがっこう)は、東京都文京区後楽一丁目にある都立視覚特別支援学校。
高等部のみを有する視覚特別支援学校で、日本では同校と福岡県立福岡高等視覚特別支援学校の2校のみである。
概要
- 歴史
 - 1908年(明治41年)築地本願寺内に設置された「盲人技術学校」を前身とする。1951年(昭和26年)に現校名となった。1962年(昭和37年)には小学部と中学部が分離し、高等部のみとなる。2013年(平成25年)に創立105周年を迎えた。
 
- 設置学部
 
- 高等部 
    
- 普通科
 - 専攻科 
      
- 保健理療科
 - 理療科
 
 
 
- 校章
 - 六芒星を背景にして、中央に校名の頭文字「文」を置いている。
 
- 応援歌
 - 作詞は小清水龍之介、作曲は志賀静男による。歌詞は3番まであり、3番に校名の「文京」が登場する。
 
- 寄宿舎
 - 校舎の4・5階部分が寄宿舎となっている。
 
沿革
- 1908年(明治41年)9月21日 - 築地本願寺内に「盲人技術学校」が設立される。
 - 1912年(大正元年)12月9日 - 火災により校舎を焼失。
 - 1913年(大正 2年)- 新校舎が完成。
 - 1920年(大正 9年)- 高等科を設置。
 - 1923年(大正12年)- 関東大震災により、校舎を焼失。盲学校及聾唖学校令が公布される。
 - 1924年(大正13年)4月 - 中等部を設置。
 - 1925年(大正14年)4月 - 研究科、別科を設置。
 - 1929年(昭和 4年)- 新校舎が完成。
 - 1931年(昭和 6年)- 東京府立代用校として指定を受ける。
 - 1944年(昭和19年)- 戦争の激化により、生徒を地方の盲学校に転学させ、学校を閉鎖。
 - 1946年(昭和21年)- 東京都の要請により学校を再開。
 - 1948年(昭和23年)4月 - 「東京都立築地盲学校」に改称。小学部、中学部、高等部(あん摩マッサージ指圧科・はり科・きゅう科)を設置。
 - 1951年(昭和26年)4月 - 「東京都立文京盲学校」(現校名)と改称。あん摩マッサージ指圧師養成学校として認可を受ける。
 - 1952年(昭和27年)- あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師養成学校の認可を受ける。
 - 1953年(昭和28年)- 現在地に新校舎が完成し、移転を完了。築地校を廃止。
 - 1962年(昭和37年)4月 - 小学部・中学部を「東京都立久我山盲学校」[2]、「東京都立葛飾盲学校」として分離し高等部のみとなる。高等部に理療科乙課程を設置。
 - 1963年(昭和38年)4月 - 専攻科理療科二部を設置。校舎改築のため、青柳仮校舎に移転。
 - 1965年(昭和40年)- 新校舎が完成し、授業を開始。
 - 1966年(昭和41年)4月 - 高等部普通科を設置。
 - 1969年(昭和44年)- 校旗と校歌を制定。
 - 1977年(昭和52年)4月 - 高等部本科保健理療科を設置。
 - 1985年(昭和60年) - 校舎の大改修工事を実施。
 - 1990年(平成2年)4月 - 本科保健理療科を廃止の上、専攻科保健理療科を設置。
 - 1997年(平成9年)- 仮校舎に移転。
 - 2000年(平成12年)12月 - 新校舎が完成。
 - 2001年(平成13年)1月 - 新校舎での授業を開始。
 - 2003年(平成15年)4月 - 専攻科において2学期制を実施。
 - 2004年(平成16年)4月 - 普通科において2学期制を実施。
 - 2008年(平成20年)- 創立100周年記念式典を挙行。
 
交通
- 最寄りの鉄道駅
 
- 最寄りの幹線道路
 
- 東京都道434号牛込小石川線 「牛天神下」交差点
 
周辺
- 文京区立後楽幼稚園
 - 東京ドーム
 - 小石川後楽園・後楽公園
 - 筑波大学附属大塚特別支援学校
 - 文京区立第三中学校
 - 警視庁第五方面本部
 - 中央大学理工学部
 - 中央大学高等学校
 - 文京区役所
 - 小石川税務署
 - りそな銀行東京営業部
 - 文京区小石川運動場
 - 警視庁遺失物センター
 
卒業生
- 澤田優蘭(パラ陸上競技選手。2008年北京パラリンピック出場)
 - 木村由(パラローイング、ゴールボール選手。2020年東京パラリンピック出場)[3]
 
参考資料
- 「東京都立文京盲学校 創立八十周年記念誌」(1988年(昭和63年)、東京都立文京盲学校)
 
脚注
- ^ 大学入試センター試験高等学校等コード表
 - ^ 2010年(平成22年)4月に東京都立青鳥特別支援学校久我山分校」と統合の上、「東京都立久我山青光学園」となった。
 - ^ “「私もパラに出たい」8年前の夢かなう 17歳の木村由<ボート混合かじ付きフォア>:東京新聞デジタル”. 東京新聞デジタル. 2025年5月16日閲覧。
 
外部リンク
- 東京都立文京盲学校
 - 東京都立文京盲学校 (@bunkyomou) - X(旧Twitter)
 
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