本作で初出の登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 08:16 UTC 版)
以下の3人は後に『ちびまる子ちゃん』にも小学生キャラとして移入された。 小杉 太(こすぎ ふとし) 永沢・藤木と同じクラス。小学生時代と同様の肥満体型で、体重は永沢の倍の86kg。大らかで性格は良いが、永沢曰く愚鈍。 永沢とは小学3年生のときから同じクラスにいたことになっているが、仲良くなったのは中学の頃からである。永沢・藤木とは友人だが永沢の思いやりのなさに辟易している。一度もてたいためにやせようとしたことがあるが結局はやせていない。修学旅行中永沢から精神的な攻撃を受け続けたこともあり永沢と高校が離れた際には、藤木と同様に安堵の笑顔を浮かべていた。4コマ版では、藤木の卑怯さに愛想を尽かして仲違えしたこともある(その後、いつの間にか仲直りしている)。 食いしん坊で厚かましいという『ちびまる子ちゃん』において特徴的な性格設定は、本作では描写されていない。また、初登場時は眉毛が太かった。 城ヶ崎 姫子(じょうがさき ひめこ) 第10話から登場。 成績優秀で何でもこなせる美少女。ハンサムな父とすてきな母から生まれたお嬢様。 学校のマドンナ的存在であり、花輪や2枚目の男子生徒(木下)とは仲良さげに話してはいるものの、実際は永沢に好意を寄せている。小汚い男に汚されたい願望を持つ、いわゆるマゾヒスト。永沢の前では気の強い女を演じているが、心の奥底では自分と永沢を、愛読する小説の登場人物に見立て、永沢に汚されることを妄想している。その一方でゲヘからは好かれているものの、彼の事は非常に嫌悪しており、永沢の友人である藤木や小杉の事も好きにはなれないという。修学旅行では、永沢と野口が関係を持ったのでは、との疑念から何度も昏倒するなど、意外な精神的脆さも見せた。4コマ版では、愛犬ベスも健在。 永沢への妄執は常軌を逸しており、県でもトップレベルの進学校に行けたのに、永沢の第1志望校を受験するという行為にまで及んでいる。しかし、当の永沢からは相手にされておらず、永沢は第一志望校を落ちて自分は受かったため、同じ高校には通えなかった。 『ちびまる子ちゃん』本編においては永沢と対立関係にある気の強い女子として登場しているが、その裏で永沢に対しての歪んだ好意を覗かせている。また、藤木に対して笹山共々思いやりを見せたり、嫌いな給食を食べてくれる小杉にチョコレートを渡すなど、藤木や小杉を特に嫌悪している様子はない。永沢曰く、城ヶ崎にお似合いなのは「下品な男」、また藤木に永沢が城ヶ崎が好きになる本命は?と聞かれた際、永沢は「どうせろくでもない奴」と即答している。 野口 笑子(のぐち えみこ) 第15話から登場。 根っからの暗い性格な反面、かなりのお笑い好き。成績はかなり良く、大抵の事はそつなくこなす。英語が堪能。まる子との仲が続いていることになっている。修学旅行以来、不良の平井の行動の馬鹿馬鹿しさが気になって平井のことが気になっているが、野口本人は諦めている様子。 初登場(1994年8月)のときは、クラスの暗い女子でお笑い好きということは語られていなかった。『ちびまる子ちゃん』初登場(1994年11月)の時、まる子が野口はお笑い好きなのではということに気づくが、同時期のこの作品でも永沢が気づく。 ラジオが好きという設定は『ちびまる子ちゃん』と共通であり、修学旅行にもラジオを持ってきて、関西のローカルのラジオを聴いていた。 お笑い好きという共通点からか、最終的に永沢にとって気になる存在になるが野口は不良の平井のことが気になっている。永沢も認めるクラス1の美人の堀こずえと仲が良く堀こずえからは「のぐちん」と呼ばれている。
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