木魂とは? わかりやすく解説

こだま


こ‐だま【木霊/×谺/木魂】

読み方:こだま

[名](スル)近世初めまでは「こたま」》

樹木宿る精霊木の精

「—が攫(さら)うぜ、昼間だって容赦はねえよ」〈鏡花高野聖

1がこたえるものと考えたところから》声や音が山や谷などに反響すること。また、その声や音。山びこ。「銃声谷間に—する」

歌舞伎下座音楽で、小鼓2丁を下座と上手舞台裏とに分かれ響き合うように打つもの。深山幽谷などの趣を出す。


木魂(すだま)

作者夢野久作

収載図書夢野久作全集 8
出版社筑摩書房
刊行年月1992.1
シリーズ名ちくま文庫

収載図書あやかしの鼓夢野久作怪奇幻想傑作選
出版社角川書店
刊行年月1998.4
シリーズ名角川ホラー文庫

収載図書ぷろふいる傑作選―幻の探偵雑誌 1
出版社光文社
刊行年月2000.3
シリーズ名光文社文庫


木魂

読み方:コダマkodama

作者 里見弴

初出 昭和26年

ジャンル 小説


木霊

(木魂 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/12 06:38 UTC 版)

木霊(こだま、木魂、谺)とは、樹木に宿る精霊である。また、それが宿った樹木を木霊と呼ぶ。


  1. ^ 草野巧『幻想動物事典』新紀元社、1997年、138頁。ISBN 978-4-88317-283-2 
  2. ^ a b c 今野圓輔編著『日本怪談集』 妖怪篇、社会思想社現代教養文庫〉、1981年、290-303頁。ISBN 978-4-390-11055-6 
  3. ^ 多田克己『幻想世界の住人たち』 IV、新紀元社〈Truth In Fantasy〉、1990年、335頁。ISBN 978-4-915146-44-2 
  4. ^ 萩原竜夫他 著、民俗学研究所 編『綜合日本民俗語彙』 第1巻、柳田國男監修(改訂版)、平凡社、1977年(原著1955年)、457頁。ISBN 978-4-582-11400-3 
  5. ^ 村上健司編著『日本妖怪大事典』角川書店〈Kwai books〉、2005年、113-114頁。ISBN 978-4-04-883926-6 
  6. ^ 稲田篤信、田中直日 編『鳥山石燕 画図百鬼夜行』高田衛監修、国書刊行会、1992年、28-29頁。ISBN 978-4-336-03386-4 


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