木和田川砂防二号堰堤
![]() |
|
文化財としての特徴 | 明治43年の豪雨による山腹崩壊を契機に、県が建設した石造空積砂防堰堤群であり、下流から上流に向かって一号、二号の順に八号堰堤まで配置されている。立面形状から「兜堰堤」と呼ばれており、最大規模は四号堰堤の堤長25mである。明治期の構造形式を踏襲しつつ、台形越流部という近代的技術が加味されている。現在は周囲の緑が回復し、石造構造物も一体となって、渓谷の自然景観とよく馴染んでいる。 |
![]()
※地図をクリックすると大きく表示されます。(pdfファイル 8K) |
木和田川砂防二号堰堤
名称: | 木和田川砂防二号堰堤 |
ふりがな: | きわだがわさぼうにごうえんてい |
登録番号: | 22 - 0081 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 基 |
構造: | 石造堰堤、堤長27m、堤高5.8m、水叩き部及び下流両側護岸9m付 |
時代区分: | 大正 |
年代: | 大正1頃 |
代表都道府県: | 静岡県 |
所在地: | 静岡県志太郡岡部町岡部字木和田地先 |
登録基準: | 国土の歴史的景観に寄与しているもの |
備考(調査): | 静岡県近代化遺産(建造物等)総合調査日本の近代土木遺産 |
施工者: | |
解説文: | 一号堰堤の北東約130m上流側に位置する。堤高5.8m,法面勾配1割2分の石積堰堤部と,9m長の下流側水叩き部及び護岸部分からなる空積石造建造物が,蔦の細道に通じる散歩道の開放的な自然景観の重要な構成要素となる。工事主任は県技手の大竹弘太。 |
土木構造物: | 木和田川砂防一号堰堤 木和田川砂防七号堰堤 木和田川砂防三号堰堤 木和田川砂防二号堰堤 木和田川砂防五号堰堤 木和田川砂防八号堰堤 木和田川砂防六号堰堤 |
- 木和田川砂防二号堰堤のページへのリンク