暴力の実態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 14:18 UTC 版)
「丹波ナチュラルスクール」の記事における「暴力の実態」の解説
丹波ナチュラルスクールでは、保護された者以外の入所者に対しても監禁や暴行を行っていた。 まず、入所が決まった入所者に対して、事前の連絡をせず、寝込みを襲って行き先や目的を言わずに施設まで移送し、到着した直後に暴行を加えていたことも判明。府警は朴容疑者が暴力による恐怖感を最初に植え付け、入所者をコントロールしていたとみている。施設側は連れ去り方法などについて事前に保護者から了解を得たとしているが、「こんなひどいとは思わなかった」と話す親もいるという。この拉致ともいえる方法を考えたのは、経営者であった。 期限切れの弁当を食べさせられたり、日常的に暴力を振るわれたりしていたという情報もある。期限切れの弁当は、経営者の親族が経営するコンビニから仕入れていた。経営者達は、賞味期限切れを示すシールなどを外した上で、入所者に与えていた。 さらに警察の家宅捜索により、木刀や手錠が押収された。「体調不良を訴えても病院に行くことを許されなかった」「冬に、木に裸でくくられて水をかけられた子もいた」などの虐待が行われていた。高額の入所費や月謝にもかかわらず、食事は朝食抜きで昼食と夕食はコンビニ弁当、カップラーメンなどの簡単なものしかなかった。また、京都府の児童相談所が以前、虐待についての立ち入り調査を行った際、スクール側が子供らに口止めしていたことも京都府警の捜査で判明した。 昼間は畑仕事や内職作業を強制させられ、夜は外側から鍵のかかったプレハブで軟禁状態であった。食事は5分以内、トイレや入浴の回数も制限されるなど、同スクールの運営は監獄さながらだった。 他にも、「戸塚ヨットスクールのようになる」と話して入所者に恐怖心を与えていたことも明らかになっている。
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