普及組織
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1973年(昭和48年)に、名古屋市農業センターは、養鶏農家、処理場、ふ化業者、料理店等の協力のもと、名古屋種改良研究会を立ち上げ、名古屋コーチンの種鶏の確保、普及方法の研究といった復活の取組みを開始した。1981年(昭和56年)にこの研究会から名古屋コーチン普及協会が設立され、28年間、生産から販売に至る組織作りを行ってきた。2006年(平成18年)には会員数が70社余までに達し、各種イベントに参加してきた。特に、2005年(平成17年)に開催された愛知万博では90日間愛知県パビリオンで名古屋コーチンの普及活動を行い、知名度を一段と高めた功績がある。 岩倉市でも、1985年(昭和60年)に岩倉市名古屋コーチン振興組合が発足し、名古屋コーチンの普及に取り組んでいる。 2007年(平成19年)9月に名古屋コーチンの生肉や加工品の中に偽物があるという疑いがおこり、一部の販売店では、店頭から商品を撤去するなど、ブランド力が低下した。この問題を契機に、名古屋コーチンの生産・流通・販売に携わる関係者がさらに一体となって、2009年(平成21年)5月には、名古屋コーチンブランドを守ることを目的とした一般社団法人名古屋コーチン協会が設立された。現在、名古屋コーチン協会は消費者が名古屋コーチンの鶏卵肉を安心して購入できるような各種取組みを通じて、消費者の信頼確保を図り、普及の促進に取り組んでいる。
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