映画界・モード界の著名人
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「カフェ・ド・フロール」の記事における「映画界・モード界の著名人」の解説
戦後はサルトルらに他国の作家が合流した。アーサー・ケストラー、アーネスト・ヘミングウェイ、トルーマン・カポーティ、ロレンス・ダレルらである。さらに、ロジェ・ニミエ(フランス語版)、ミシェル・デオン(フランス語版)、アルベール・ヴィダリー(フランス語版)、アントワーヌ・ブロンダン(フランス語版)ら、作家のうちでも主に脚本家として活躍する人々が集まった。こうした流れから、1960年代は映画関係者、特にクリスチャン・ヴァディム、ジェーン・フォンダ、ジーン・セバーグ、ロマン・ポランスキー、マルセル・カルネ、ブリジッド・バルドー、アラン・ドロン、シモーヌ・シニョレ、イヴ・モンタン、ジェラール・フィリップらの著名な映画監督や俳優が常連の大半を占めるようになった。 さらに、著名なファッション・デザイナーがサン=ジェルマン=デ=プレに店舗を構えるようになり、イヴ・サン=ローランと共同創業者のピエール・ベルジェ(フランス語版)、マルセル・ロシャス(フランス語版)、ユベール・ド・ジバンシィ、カール・ラガーフェルド、パコ・ラバンヌ(フランス語版)、ギ・ラロッシュ(フランス語版)、ソニア・リキエルらが常連となった。映画関係者もますます増え続け、ハリウッド映画関係者も多数訪れた。このような客層の変化、これに伴う雰囲気の変化によって、芸術家や知識人の足は遠のいた。カフェ・ド・フロールは、現在、高級な老舗カフェの一つである。 1983年、店主ブーバルはシルジェゴヴィック夫妻にカフェ・ド・フロールを譲渡した。現取締役社長はコレット・シルジェゴヴィックである。 1994年、フレデリック・ベグベデ(2003年アンテラリエ賞、2009年ルノードー賞受賞作家)とカフェ・ド・フロールの広報担当カロール・クレティエンノによってフロール賞が創設された。将来が期待される若手作家に与えられる文学賞であり、文学カフェとしての伝統を振り返り、再びこれを受け継いで行くことを目的としている。第1回受賞者は、現在、主に映画監督・脚本家として活躍しているヴァンサン・ラヴァレック(フランス語版)であり、以後、ミシェル・ウエルベック(1996年)、アメリー・ノートン(2007年)、トリスタン・ガルシア(2008年)らが受賞している。 2005年、フランス人以外で初のメゾン・ギャルソンが誕生した。日本人の山下哲也である。
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