映画監督・脚本家
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「マイケル・クライトン」の記事における「映画監督・脚本家」の解説
クライトンは映画やテレビの監督や脚本家も務めていた。特に1970年代には映画製作者として成功を収めていた。最初の監督作品『暗殺・サンディエゴの熱い日』(1972年)はテレビ映画として放映された。脚本も務めており、自身の小説『サンディエゴの十二時間』をベースにしている。 『ウエストワールド』(1973年)はCGIを使った最初の映画で、続編の『未来世界』(1976年)では初めて3次元CGIが使われた。 『コーマ』(1978年)はロビン・クックの小説を原作とする映画である。クックとクライトンは共に医師の資格を持ち、年齢も近く、作品テーマも似ている。 他にも『大列車強盗』(1979年)、『ルッカー(英語版)』(1981年)、『未来警察』(1985年)、『証人を消せ/レンタ・コップ2』(1989年)といった映画で監督を務めた。 脚本家としてのみ関わった作品は、エクストリーム・クローズ・アップ(1973年)と『ツイスター』(1996年)があり、後者は当時の妻(『俺がハマーだ!』に出演していたアン=マリー・マーティン)との共同脚本である。なお、『ジュラシック・パーク』と『ロスト・ワールド』はクライトンの小説がベースだが、『ジュラシック・パークIII』はクライトンとは無関係である。 クライトンはテレビドラマ『ER』の原作者であり、製作総指揮を務めた。当初スティーヴン・スピルバーグ監督の映画として企画が進行していたが、初期段階でスピルバーグがクライトンの新作について尋ね、「恐竜とDNA」をテーマにした作品だと聞き、スピルバーグはそちらの映画化に興味を持ち、『ER』から降りたという経緯がある。クライトン自身が脚本を書いたのはパイロット版を含む最初の3話だけである。
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