映画監督以外の活動
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華道家としてはソウル、ミラノ、ニューヨークといった世界各地で、竹を使った個展を開催。その規模の大きさに加え、自由で独創的な表現方法が注目された。国内での活動も目覚しく、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館や広島市現代美術館など、全国各地で個展を開催。また、1990年代からは複数人で行う生け花「連花」を提唱。この新しい表現方法は、従来の華道の枠を超えた芸術として見る人を驚かせた。1993年にはパリ日本文化祭での大茶会をプロデュースした。後進に假屋崎省吾などがいる。死去後、次女の勅使河原茜が草月流四代目家元となった。 また、舞台美術の創作にも精力的に取り組み、オペラ『トゥーランドット』(1992年)を手始めとして、『スサノオ』(1994年)、『スローカ』(1999年)、『すさのお異伝』(同年)を手掛ける。勅使河原が生涯こだわり続けた花材である竹で構成した舞台美術と演出は各地で多大な評価を受けた。 その他にも陶芸、書においてもオリジナリティ溢れる才能を発揮。盟友であった陶芸家大樋長左衛門の依頼を受け、石川県金沢市の大樋美術館庭園設計にも携わった。1991年竣工の石川県山中温泉のあやとり橋のデザインを担当。
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