映画に対する姿勢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 02:15 UTC 版)
「マーティン・スコセッシ」の記事における「映画に対する姿勢」の解説
幼少期の頃からハリウッド映画の古典だけでなく、イタリアのネオレアリズモ映画(とくにロベルト・ロッセリーニ)や、ジャン・ルノワール監督などのフランス映画、イギリス映画の巨匠マイケル・パウエル監督の『赤い靴』、日本の溝口健二監督の『雨月物語』など、世界の映画の古典を見て育っており、黒澤明の映画を名画座に通い続け鑑賞し、実際にフィルムを手にし、カットの構成を研究し尽くしたという。また、ニューヨーク大学時代には『豚と軍艦』を含む今村昌平の監督作を何作か見てその感性に共感した(スコセッシ曰く「今村の作品は血となり肉となった」)他、小林正樹監督の『切腹』、『上意討ち 拝領妻始末』に深い感銘を受けたという。また、イタリア映画に対する思い入れも強く、イタリア映画に関するドキュメンタリー映画『マーティン・スコセッシ 私のイタリア映画旅行』を制作した。 また、古典映画の再上映や復元にも力を入れており、マイケル・パウエル監督作品の『赤い靴』の修復や、スティーヴン・スピルバーグと共に『アラビアのロレンス』の完全版復元にも尽力した。 2013年には「Sight and Sound マガジン」にて、好きな映画として以下の12本を挙げている。 2001年宇宙の旅(1968年) 8 1/2(1963年) 灰とダイヤモンド(1958年) 市民ケーン(1941年) 山猫(1963年) 戦火のかなた(1946年) 赤い靴(1948年) 河(1951年) シシリーの黒い霧(1962年) 捜索者(1956年) 雨月物語(1953年) めまい(1958年)
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