明和の乙女【メイワノオトメ】(果樹)
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登録番号 | 第13201号 |
登録年月日 | 2005年 6月 22日 | |
農林水産植物の種類 | もも | |
登録品種の名称及びその読み | 明和の乙女 よみ:メイワノオトメ |
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品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 新井幹一 | |
品種登録者の住所 | 群馬県邑楽郡明和町田島700 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 新井幹一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「川中島白桃」の枝変わりであり、果形が扁円、果実の大きさが大、果皮の地色が緑黄、果肉の色が乳白の育成地(群馬県邑楽郡明和町)では7月上旬に成熟する早生種である。樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、枝梢の色は赤褐である。葉の形、葉縁の波打ち及び葉の大きさは中、色は濃緑、光沢は少、蜜腺の形は球腎である。花形は普通咲、花の大きさは中、花弁の数は単弁、形は楕円、波打ちは有、大きさは中、色は濃桃、雌ずいの健否は少、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は黄、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は鈍である。果実の外観は扁円、果頂部の形は凹、凹みは浅、梗あの深さは深、広さは狭、赤道部の縫合線の深さ及び果頂部の縫合線の深さは中、果実の大きさは大、果皮の地色は緑黄、果皮の着色の多少及び濃さは中、形は条、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は乳白、果肉内の着色は中、核周囲の着色は微、果肉の粗密、果肉繊維の多少及び果皮の剥離性は中、肉質は溶質、果汁の多少及び甘味は中、酸味は少、渋味及び苦味は無、香気は微である。核と果肉の粘離は半粘、核の形は楕円、大きさはかなり大、色は淡褐、核面の粗滑は中である。開花期は極晩、発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は81~90日で育成地においては7月上旬である。果実の着色の難易は易、生理落果の多少は少、核割れの多少は中、裂果は無である。「川中島白桃」と比較して、果皮の着色の形が条であること、成熟期が早いこと等で、「日川白鳳」と比較して、梗あの深さが深いこと、果皮の着色の形が条であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に育成者のほ場(群馬県邑楽郡明和町)において、「川中島白桃」の枝変りを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「明和白桃」であった。 |
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