明日香の舞【アスカノマイ】(草花類)
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登録番号 | 第6605号 |
登録年月日 | 1998年 7月 14日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | 明日香の舞 よみ:アスカノマイ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 株式会社花の大和 | |
品種登録者の住所 | 奈良県山辺郡山添村大字三ヶ谷446番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 八木 聡明 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,ウケユリにオトメユリを交配して育成されたものであり,花は中輪の紫ピンク色で中肋部が鮮紫ピンク色,テッポウユリ型の切り花,鉢物及び花壇向き品種である。 草丈は75~99㎝,茎の直径は5.0~9.9㎜,上部の色は緑,中部及び下部の色は淡緑,毛じは無,節間長は茎の中央部及び止葉下ともに10~19㎜である。葉序は5/13,葉の全体の形は広披針形,ねじれは無,葉幅は40~49㎜,葉長は16~20㎝,光沢は無,数はやや少,着生角度は120゚以上である。つぼみの形はⅡ型,花の向きは120゚以上,花房の形状は散形花序,全体の形はテッポウユリ型である。花径は120~149㎜,内花被の幅は50~59㎜,長さは9~12㎝,外花被の幅は30~39㎜,長さは12~15㎝である。花色は花弁の基部は明緑黄(JHS カラーチャート2704),地色及び縁部は紫ピンク(同9203),中肋部及び裏面は鮮紫ピンク(同9204)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0,つぼみの色は穏紫ピンク(同9511),内花被の形はⅡ型,外花被の形はⅣ型,内花被の先端の形状はⅢ型,反転の程度はⅧ型,外花被の先端の形状はⅤ型,反転の程度はⅧ型,花被のねじれは1/8~1/4,花被上の乳状突起は無である。花糸の色は淡緑黄,花粉の色は赤褐,第1花梗の長さは60~89㎜,花梗の太さはやや細,色は緑,花梗への葉の着生は有,第1花梗の向きは30~59゚,1花茎の花数及び花の香りは中,開花期はかなり早である。 オトメユリと比較して,葉の全体の形が広披針形であること,葉及び花径が大きいこと,花粉の色が赤褐であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和57年に育成者のほ場(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において,ウケユリにオトメユリを花柱切断法で交配して胚培養を行い,63年に開花した個体の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成3年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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