杜の乙女【モリノオトメ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7254号 |
登録年月日 | 1999年 6月 14日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | 杜の乙女 よみ:モリノオトメ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 宮城県 | |
品種登録者の住所 | 宮城県仙台市青葉区本町三丁目8番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 鈴木誠一、庄子孝一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,シンテッポウユリの選抜系統に宮城県自生のヒメサユリを交配して選抜,育成されたものであり,花はやや小輪の紫ピンク色で鉢物向きの極早生種である。草丈は50~74㎝,茎の直径は5.0~9.9㎜,色は褐,毛じは無,節間長は茎の中央部及び止葉下ともに20~39㎜である。葉序は3/8,葉の全体の形は披針形,ねじれは無,葉幅は10~19㎜,葉長は9~11㎝,光沢は無,数は少,着生角度は60~89゜である。つぼみの形はⅣ型,花の向きは90~119゜,花房の形状は散形花序,全体の形はテッポウユリ型である。花径は90~119㎜,内花被の幅は40~49㎜,長さは9~12㎝,外花被の幅は30~39㎜,長さは12~15㎝である。花色は花弁の基部はピンク白(JHS カラーチャート0101),地色,中肋部,縁部及び裏面は紫ピンク(同9503)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0,つぼみの色は紫ピンク(同9503),内花被の形はⅡ型,外花被の形はⅣ型,内花被先端の形状はⅢ型,反転の程度はⅧ型,外花被先端の形状はⅤ型,反転の程度はⅨ型,花被のねじれは1/8未満,花被上の乳状突起は無である。花糸及び花粉の色は黄,第1花梗の長さは60~89㎜,花梗の太さは細,色は褐,花梗への葉の着生は有,第1花梗の向きは30~59゜,1花茎の花数は少,花の香りは弱,開花期は極早である。「乙女の姿」と比較して,内花被先端の形状がⅢ型であること,花糸及び花粉の色が黄であること等で,「明日香の舞」と比較して,茎の色が褐であること,花粉の色が黄であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成2年に出願者のほ場(宮城県名取市)において,出願者所有のシンテッポウユリの選抜系統に宮城県自生のヒメサユリを花柱切断授粉法で交配して胚培養を行い,4年に選抜,以後,組織培養で増殖を行いながら特性の調査を継続し,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「みやぎFL1号」であった。 |
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