杜氏の華【トジノハナ】(食用作物)
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登録番号 | 第12178号 |
登録年月日 | 2004年 8月 18日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 杜氏の華 よみ:トジノハナ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 兵庫県 | |
品種登録者の住所 | 兵庫県神戸市中央区下山手通5丁目10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 池上勝、世古晴美 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「兵庫北錦」に「ひだほまれ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(兵庫県加東郡社町)における成熟期は極早生、稈長がやや短、心白が多、耐倒伏性が強の酒造向きの水稲、粳種である。草型は偏穂数、稈長はやや短、稈の細太及び剛柔は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや短、穂数はやや多、粒着密度はやや密、穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄、ふ先色は黄白-黄である。芒の有無と多少は少、芒長は短、芒色は黄白-黄である。玄米の形はやや円、大小は中、粒色は白、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は中、香りは無、心白の多少は多、大小はやや大、腹白の多少は少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は極早生、穂揃日数は短、障害型耐冷性は弱、穂発芽性は易、耐倒伏性は強、脱粒性は難、地上部全重は中、収量は多である。葉いもちほ場抵抗性は強、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。「兵庫北錦」と比較して、精玄米千粒重が小さいこと、心白が少ないこと等で、「五百万石」と比較して、穂長が短いこと、耐倒伏性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に兵庫県立中央農業技術センター農業試験場作物部酒米試験地(現兵庫県立農林水産技術総合センター農業技術センター作物部酒米試験地、加東郡社町)において、「兵庫北錦」に「ひだほまれ」を交配し、4年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「ゆめほのか」であった。 |
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