早川書房時代とは? わかりやすく解説

早川書房時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 07:59 UTC 版)

南山宏」の記事における「早川書房時代」の解説

宇宙塵主催者柴野拓美紹介により早川書房アルバイト始めたことがきっかけとなり、大学中退して1961年早川書房入社SF部門2人目の社員だったため、福島正実配下即日副編集長務める。 1969年福島正実作家たちと対立して急遽退社したため、『SFマガジン2代目編集長となり、また福島企画していた世界初SF全集世界SF全集』(1968年 - 1971年)を完結させる。 また1970年には、早川書房の初の文庫本であるハヤカワSF文庫創刊海外作家スペース・オペラヒロイック・ファンタジーなどのシリーズ作品や、平井和正の「ウルフガイ・シリーズ」など、娯楽性が高い作品刊行福島文学路線とは一線を画しSFエンターテインメント路線へと舵を切った。特にその文庫ではカバー口絵挿絵当時気鋭イラストレーター武部本一郎斉藤和明、生頼範義深井国他)や漫画家石森章太郎松本零士坂口尚他)を積極的に起用した。これらは次段階1974年以降)での『SFマガジン本誌での連載掲載分を含めて画集漫画単行本企画まで構想したものであり、そのビジュアル重視した戦略は後の〝SFブーム〟(1977年以降)の先鞭として極めて注目に値するまた、1971年には筒井康隆脱走と追跡のサンバ』でシリーズ日本SFノヴェルズ」を刊行開始している。このシリーズの2冊目が半村良の初長編石の血脈』である。は半作風伝奇ロマン命名した

※この「早川書房時代」の解説は、「南山宏」の解説の一部です。
「早川書房時代」を含む「南山宏」の記事については、「南山宏」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「早川書房時代」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「早川書房時代」の関連用語

早川書房時代のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



早川書房時代のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの南山宏 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS