日韓通信業務合同とは? わかりやすく解説

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日韓通信業務合同

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/04 02:02 UTC 版)

日韓通信業務合同(にっかんつうしんぎょうむごうどう)とは、正式には「韓国通信機関委託ニ関スル取極書」と呼称する協定である。1905年明治38年)に大日本帝国大韓帝国の運営していた通信業務を日本側に委託させたものである。


注釈

  1. ^ クーデター政権(開化派)の左議政(首相に相当)に就任していた
  2. ^ UPUの加盟はある程度の郵便事業網が確立していなければならない
  3. ^ 1910年の日韓併合により独自貨幣の製造と流通は停止された。製造されていた貨幣はデザインを除けば日本のものとサイズや金属比率といった要目がほぼ同じだった
  4. ^ 先に発行されたのは、最初は1894年明治天皇結婚25周年記念、1896年日清戦争戦勝記念、1900年の皇太子(大正天皇)御成婚記念
  5. ^ もうひとつは翌年の1906年4月29日に発行された日露戦争凱旋観兵式記念(切手面の表記は「明治三十七八年戦役陸軍凱旋観兵式紀念郵便切手」)である。郵便ではなく電信電話料金納付のために発行された電信切手などにも国名表記はないが、いずれも明治時代中期以前、19世紀に発行されたものである。
  6. ^ 「記念」の単語には「かたみ」の意味があるため、縁起が悪いとして使用が忌諱されていたことによる。ただし大正から昭和にかけて文部省が「記念」の語を使うようになったため、切手の表記は「記念」となり現在も続いている
  7. ^ 当時の封書基本料金
  8. ^ 同時代にロシア帝国の保護国であったフィンランド大公国や、オーストリア=ハンガリー帝国ハンガリーも独自に切手を発行していた。また欧州列強の多くの植民地では独自に切手を発行していた。これは郵便事業の会計を明確化する意味合いもあったが、保護国とはいえども民族意識の象徴として独自切手を発行させることで、民族意識の高揚を押さえ込もうという意図もあったとされる。
  9. ^ この慣習は現在も同じ、ただし和文の機械印は元号と西暦両方が記入されている
  10. ^ 南朝鮮では1946年2月1日、日本切手にハングルで조선우표と額面を加刷した切手が発行された。加刷のない日本切手は同年5月1日に販売、7月1日に使用が禁止されるまで使用された。(김갑식,한국우표이야기,2002,우취문화사,P40-41)。もっとも消印は西暦表記に切り替えられていた。
  11. ^ 朝鮮関係で郵便年表に「日韓通信業務合同」の記念切手発行の一行のみの記載であった

出典

  1. ^ 山口修『日本記念切手物語」日本郵趣出版 40頁
  2. ^ 薮内吉彦『日本郵便発達史」明石書店 267頁
  3. ^ 藪内 前掲書266頁
  4. ^ 藪内 前掲書269頁~270頁
  5. ^ 山口修「日本記念切手物語」日本郵趣出版 40頁
  6. ^ 日本郵趣協会「日本切手専門カタログ戦前編2007年」230頁
  7. ^ 山口修 前掲書 41頁
  8. ^ 印刷局長年報書
  9. ^ 山口修 前掲書 43頁の記述より引用。ただしこの数字は発売初日に売り捌かれた数値と指摘している
  10. ^ 郵政省郵務局郵便事業史編纂室編著『郵便創業120年の歴史』ぎょうせい
  11. ^ 島田健造著 友岡正孝編「日本記念絵葉書総図鑑」日本郵趣出版 2008年 153頁


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