日浦早生【ニチウラワセ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9125号 |
登録年月日 | 2001年 7月 27日 | |
農林水産植物の種類 | かんきつ | |
登録品種の名称及びその読み | 日浦早生 よみ:ニチウラワセ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 山下正則 | |
品種登録者の住所 | 福岡県山門郡山川町大字甲田1940 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山下正則 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「崎久保早生」の枝変わりであり、果形が扁球、果重が中、果皮色が濃橙の育成地(福岡県山門郡山川町)では9月下旬に成熟する温州みかんである。樹姿は開張、樹の大きさはやや小、樹勢は弱である。枝梢の太さ及び節間長は中、とげの多少は少である。葉身の形は紡錘形、波状の程度は弱、大きさは小、葉身長は短、葉身幅は狭、網脈の鮮明度は明瞭である。翼葉の形は痕跡、葉柄の長さは短、太さは中である。花序の形成は単生、花(花蕾)の重さは重、花弁の形は紡錘形、長さ及び幅は中、色は白、数は5枚、花糸の分離の程度は一部合一、花粉の多少は少である。果実の形は扁球、果形指数はやや小、果頂部の形は平坦、放射条溝の有無は有、凹環の有無は不明瞭、果梗部の形は切平面、放射条溝の多少は少である。果心の充実度、大きさ及び果実の重さは中、果皮の色は濃橙、油胞の大きさ及び密度は中、凹凸は平、果面の粗滑は滑、果皮の厚さは薄、果皮歩合は中、剥皮の難易は易である。果汁の多少及び甘味は中、酸味は低、香気の多少は中、種子数は無、発芽期及び開花期は早、成熟期はかなり早で育成地においては9月下旬である。隔年結果性は中、浮皮果の発生はやや多、裂果の発生は少、貯蔵性は短である。「山川早生」と比較して、葉柄が短いこと、花粉が有ること等で、「崎久保早生」と比較して、成熟期が早いこと等で、「日南1号」と比較して葉身が小さいこと、果実の形が扁球であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に育成者のほ場(福岡県山門郡山川町)において、「崎久保早生」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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