日本軍敗北の責任とは? わかりやすく解説

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日本軍敗北の責任

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 07:14 UTC 版)

インパール作戦」の記事における「日本軍敗北の責任」の解説

インパール作戦失敗後、大日本帝国陸軍ビルマ方面軍高級指揮官参謀長らの敗戦責任問い、そのほとんどを更迭した。牟田第15軍司令官軍司令官解任され予備役編入される懲罰人事受けた独断撤退行った佐藤中将は、作戦当時心身喪失であったという診断下され軍法会議刑事責任追及されことなく、やはり予備役編入とされた。佐藤中将自身軍法会議撤退の是非を論じることを望んでいたが、河辺方面軍司令官は、親補職師団長軍法会議にかけるには、昭和天皇親裁要することから、不祥事が重大化することを懸念して軍法会議回避した責任を問う軍法会議開催されることで、軍法会議の場で撤退理由始めとする、インパール作戦失敗の要因明らかにされることと、その責任追及第15軍ビルマ方面軍などの上組織軍中に及ぶことを回避したとも言われる[要出典]。河辺中将は方面軍司令官退いたものの、翌1945年昭和20年3月陸軍大将昇進し終戦時には第1総軍司令官要職にあった戦後、日本軍敗北の責任は、牟田口廉也にあったとする評価支配的である。この点、伊藤正徳は、牟田口が作戦主唱者であった以上、責任甚大であるのは当然としたうえで、牟田1人罪を着せるのは不公平であると述べる。仮に牟田口が暴走したのだとしても、これを断固として押さえつけるのが上層部責務であってインパール作戦無謀責任は、牟田口と大本営少なくとも五分五分、あるいは引きずられた上司の罪を、更に重いものと見るのが公平であると評している。 戸部良一は『失敗の本質』において、インパール作戦ずさんな計画実行され原因について牟田軍司令官河辺方面軍司令官個人的性格関連しているが、より重要なのは「人情という名の人間関係組織内融和優先されて、組織合理性が削がれた点にあると指摘している。

※この「日本軍敗北の責任」の解説は、「インパール作戦」の解説の一部です。
「日本軍敗北の責任」を含む「インパール作戦」の記事については、「インパール作戦」の概要を参照ください。

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