日本国旗に由来するとの説が広まった経緯
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「パラオの国旗」の記事における「日本国旗に由来するとの説が広まった経緯」の解説
この説の起源は不明であるが、1982年にパラオのペリリュー島に日本の右翼団体日本青年社の傘下組織である「清流社」がペリリュー神社を「創建」した際に賛同資金集めのために出版された冊子「ペリリュー神社奉賛会設立趣意書」)にはすでにこの説が記されている。名越二荒之助は展転社の協力を得て「日の丸三兄弟」との題での各地での講演などを通じて自説の普及に努めた。名越は2004年8月16日のチャンネル桜の放送「桜塾講座-世界に開かれた日本近現代史 #1 日の丸三兄弟物語」において「パラオの国旗の月は日出る国日本によって照らされて輝くと我々(名越)は解釈するが、そのことをパラオの人たちには恩着せがましいので言わない」と発言している。名越は著作「世界に生きる日本の心」の中で、パラオ国旗・バングラデシュ国旗を日章旗に由来する「日の丸三兄弟」として紹介した。 さらに、1990年代後半からは名越の弟子である伊勢雅臣(布瀬雅義)が主宰発行するメールマガジン「国際派日本人養成講座」を通じて、この説はインターネットを中心に一気に世間に広まっていった。このほかには西牟田靖の著作『僕の見た「大日本帝国」』や、世界の国旗に関する辞典、図鑑などでもこの説が紹介されている。 さらに、このパラオの国旗は日章旗が由来であるとの説は藤岡信勝が代表を務める自由主義史観研究会や藤岡と交流のあった向山洋一をリーダーとするTOSSのメンバーにより一部の小中学校の社会や道徳の授業では当然のこととして授業に取り入れられている。
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