日本の漆喰とは? わかりやすく解説

日本の漆喰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 14:01 UTC 版)

漆喰」の記事における「日本の漆喰」の解説

日本の漆喰は消石灰主成分に、骨材、すさ(麻)、海藻のりなどの有機物混ぜて練り上げたものである英語では日本の漆喰はShikkuiとして知られている。(en:Shikkui) 風雨に弱い土壁そのまま比べて防水性与えることが出来るほか、不燃素材であるため外部保護材料として、古くから城郭寺社商家民家土蔵など、木や土で造られ内外の上塗り材としても用いられてきた建築素材である。面土や鬼首などの瓦止め機能のほか、壁に使用される場合には、通常3 - 5ミリ程度モルタルなどへの施工場合10ミリ程度厚さ要求されている。塗料モルタルなどに比べ乾燥時の収縮少ないものの、などとの取り合い部に隙間生じやすいため、施工の際には留意が必要である。 主成分水酸化カルシウム二酸化炭素吸収しながら硬化(炭酸化)する、いわゆる気硬性素材であるため、施工後の水分乾燥以降において長い年月をかけて硬化していく素材でもある。炭酸カルシウム不溶であるため、漆喰保存性は高い。水酸化カルシウム硬化後、炭酸カルシウムとなるため、当初から炭酸カルシウム骨材として含有するものが漆喰とされる場合もあるが、一般に水酸化カルシウム主たる固化材として機能するものに限定されている。 顔料混ぜない(で用いる)白い漆喰のことを、「白漆喰」という。

※この「日本の漆喰」の解説は、「漆喰」の解説の一部です。
「日本の漆喰」を含む「漆喰」の記事については、「漆喰」の概要を参照ください。

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