日本におけるスイス・リー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 01:50 UTC 版)
「スイス・リー」の記事における「日本におけるスイス・リー」の解説
日本におけるスイス・リーの歴史は1913年、東京で火災の再保険契約を引き受けたことに始まり、1935年には東京海上火災保険との事業関係を開始した。1957年に千代田火災海上保険などと火災保険契約を締結、また東亜火災海上再保険や住友海上火災保険と再保険契約特約を締結した。1972年に最初の駐在員事務所を東京に開設し、1975年に日本で最初の生命保険の再保険協約を日本生命保険、三井生命保険と締結、日本における外資再保険会社の最大手となり、取引の増加を受け、オフィスを大手町に移転した。1999年にスイス・リー・サービス株式会社(Swiss Re Services Company)を設立、2004年4月に外資再保険会社として初となる日本支店の免許を取得し、支店営業を開始、再保険事業は、スイス再保険会社の日本支店として、営業がおこなわれている。 2011年の本国における組織再編と共に、日本においても元受保険を専門とする組織が立ち上げられ、スイス・リー・インターナショナル・エスイーの日本支店が2011年4月に開設され、同社は2015年に大阪オフィスを開設、現在は「スイス損害保険会社」の呼称で営業がおこなわれている。同社は火災保険や賠償責任保険、工事保険、取引信用保険などを扱っている。 1997年、日本の地震を対象とする初めての保険リンク証券を、東京海上火災保険とゴールドマン・サックスと締結、2011年の東日本大震災の際は、消極的な日本の保険会社に先行し、企業地震保険の発売を開始した。2013年9月、スイス・リーは、世界の大都市が抱える地震・津波・洪水などの自然災害リスクをまとめた報告書「Mind the risk: cities under threat from natural disasters」を公表、同報告書では、東京・横浜が、自然災害のリスクを最も抱える大都市と分析されている。
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