旋帯文石
主名称: | 旋帯文石 |
指定番号: | 394 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1982.06.05(昭和57.06.05) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 考古資料 |
ト書: | 岡山県倉敷市矢部楯築遺跡出土 |
員数: | 1箇 |
時代区分: | 弥生 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 本遺品は、約三五〇キログラムの石灰岩系の岩石に人面を刻み、体部全体に帯状の紐を旋回させ束縛したような文様を精緻に彫成したものである。この文様は弥生時代の祭祀儀式に用いられた大形器台と同種で、祭祀、呪術的な様相を漂わせた、他に例のない遺品である。弥生時代社会をみるうえに欠かせない重要な遺品であるとともに、原始工芸の一水準をも示している。 |
考古資料: | 新潟県小瀬ケ沢洞窟遺跡出土品 新潟県馬高遺跡出土品 方格規矩四神鏡 旋帯文石 日向国児湯郡持田古墳出土品 有柄細形銅剣 有柄細形銅剣 |
旋帯文石(弧帯文石)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 00:04 UTC 版)
墳丘上には大正時代の初め頃まであった楯築神社に、代々伝世し、ご神体として神石(亀石)と呼ばれる全表面に毛糸の束をねじったような弧帯文様が刻まれた石が安置されていたが、現在はこの遺跡のそばの収蔵庫に祀られている。こちらは「伝世弧帯文石」と呼ばれる。この弧帯文は、纏向遺跡の弧文円板と葬送儀礼で共通するといわれている。ここにも吉備津神社や鬼ノ城などのように温羅伝説が残っており、吉備津彦命が温羅との戦いに備えて石楯を築き、防戦準備をしたと伝わっている。
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