施設・企業・店など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 17:51 UTC 版)
「妖怪アパートの幽雅な日常」の記事における「施設・企業・店など」の解説
寿荘(ことぶきそう) 主人公の暮らす賃貸住宅で、「妖怪アパート」と通称される、和洋折衷様式2階建ての大きな邸宅。 癖の強い人間たちに混ざって妖怪・幽霊の類いが暮らしている。作中の説明によると、鷹ノ台東駅から徒歩10分の場所にあり、主人公の部屋の構成は2畳の板間と6畳の和室で、南向き。トイレと風呂は共同だが、賄い付き。どういうわけか地下には温泉の岩風呂があり、その奥(?)には見上げるような高さの滝があり、空があり、見渡す限りの大空間が広がっていて、つまりは謎の世界とつながっている。 建物のモデルは、作者の出身地である和歌山県田辺市下屋敷町51に所在する旧長井邸。この邸宅は愛称を「赤別荘」といい、神戸の貿易商・長井家が、長男の通学のための別邸として1919年(大正8年)に建てた和洋折衷建築物である。1953年(昭和28年)ごろからは「赤別荘」の名で民宿として長い間活用されていた。昭和末期以降現在は長井家とは別の個人宅(丸山邸)となっている。 条東商業高校 夕士の通っている学校。女子生徒の割合が異常に高い。 学生寮があったのだが夕士が中学卒業の日に火災で全焼したことから、物語の幕が切って下される。 前田不動産有限会社 夕士が寿荘の紹介を受けた、小さな不動産屋(有限会社)。彼が学生寮にいたころは、寿荘への再入居を決意するまで何年も空き店舗であるかのように見えていた。 月野木病院 久賀秋音のアルバイト先。 人に限らず妖怪や幽霊などといった患者を多く受け入れている病院で、スタッフも人でないモノも多く居る。また、月見の際には一部の患者を連れて寿荘を訪れるなどの交流がある。 株式会社剣崎運輸 有士が夏休みにバイトに訪れた運送会社。有士は社長の剣崎護にたいへん気に入られ、シフトの無理を聞いてもらえるだけではなく、将来の就職まで口説かれている。職場の雰囲気もとてもよいが、「島津姉さん」と呼ばれる口煩い事務員がいる。
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