新町の各区域の概略
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/02 08:48 UTC 版)
「新町 (世田谷区)」の記事における「新町の各区域の概略」の解説
新町一丁目 国道246号線以南の区画で、深沢地区との繋がりが深い(区立深沢小、深沢中ともに実際は新町一丁目に存在する)西の端に、呑川と緑道(呑川親水公園 - 平成5年完成)を擁し、かつてはホタルが沢山いたという。桜新町駅からは国道246号線および首都高速三号線を挟み、多少距離があるものの、かえって良好な住宅地となっている。現在では戸建住宅・マンションのほか社宅・官舎なども点在する。近隣にある駒沢オリンピック公園が、戦後の一時プロ野球「東映(東急)フライヤーズ」の本拠地「駒沢野球場」であったこともあり、かつては選手寮や当時の東映社長宅が存在し、優勝パレードの終着地点となっていた。 新町二丁目 北は玉川通り旧道(駅前通り)から、南は国道246号線までの範囲。南北の大きな道路に挟まれた街区で、桜新町駅にも接しているため、商店から、住宅、寺社まで多様な顔を見せる。第二次大戦を挟んだ数年間、志賀直哉の住居があった。善養院や久富稲荷の歴史は古く、創建400年を超えると伝えられる。昭和初期は、玉電新町駅前である新町2丁目付近が商店街の中心。現在も駅前の旧玉川通り沿いに、比較的近年進出した高級スーパーマーケット、ファミリーレストラン、洋菓子店などに交じって、古くからの個人商店も軒を連ねる。この駅前通り沿いに、昭和55年に八重桜が植樹され、毎年、ヤ・エまつり、さくらまつりが行われる。 新町三丁目 国道246号線より北側の小さい街区で、駅至近でありながら比較的区画が整っている。標高が高く、地盤も頑強であり、昭和6年の駒沢村新町区画整理事業を経て、桜新町駅周辺では特別な住宅地となっており、名士も居を構えた。現在は、土地の細分化が進んだが、上場企業オーナー宅などが点在。一方、東京電力(世田谷営業センター)、東京ガス(南世田谷ライフバル)に加えて駒沢給水塔(弦巻二丁目・世田谷区地域風景遺産)など、新町住宅時代から一帯のライフラインを支えてきた社会インフラの集積地でもある。
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