新たなグループへ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 10:05 UTC 版)
「ドナルド・マッキンタイア (イギリス海軍)」の記事における「新たなグループへ」の解説
1944年4月、マッキンタイアは(非常に抵抗したが)ヘスペルスを離れ、アメリカ製のキャプテン級フリゲート(英語版)ビッカートン(英語版)(HMS Bickerton, K466)の艦長になることが決まる。マッキンタイアはまたベルファストで編成されている第5護衛グループ(英語版)(5th Escort Group)への参加が予定された。訓練期間の後、グループは4月21日からONS233船団の護衛を支援して作戦行動を開始した。グループは有効に運用されていなかったために再配置が行われ、1隻のUボートに対する成果のない対潜掃討の後で26日に護衛空母ヴィンデックス(HMS Vindex, D15)と第9護衛グループ(9th Escort Group)に加わった。 U-765 5月5日の早朝、長々とした掃討に続いて、グループの半分は気象観測任務のUボートが潜んでいることが知られていた海域へと送られた(残り半分はヴィンデックスの下に残った)。短波方向探知機とヴィンデックスの艦上機からの情報を頼りに、捜索範囲は絞られていった。目標を発見した時、マッキンタイアはジョニー・ウォーカー大佐が考案したクリーピング攻撃(英語版)を用いることにした。この戦術は2隻1組になり、一方の艦艇(この時はフリゲートブライ(英語版)(HMS Bligh, K467)が担当)が実際の攻撃を行い、もう一方(この場合ではビッカートン)はASDICでの探知のような管制面を担当するものであった。 爆雷による爆発の連続によって、酷く損傷したUボートU-765(英語版)が海面に現れた。ビッカートンは「情けの一撃」(coup-de-grace)を与えようとしたが、その前にヴィンデックスから飛来したフェアリー ソードフィッシュ雷撃機が投下した2発の爆雷が不運なドイツ艦を叩きのめした。わずかな生存者が救助され捕虜となった。 捕虜への尋問によって、U-765は任務を他の艦(後でU-736(英語版)と判明した)と交代していたことが判明したため、再び攻撃を行うことになったがこちらは不成功に終わった。
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