新たなサウンドの確立 (2001年 - 2014年)
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「キングダム・カム」の記事における「新たなサウンドの確立 (2001年 - 2014年)」の解説
初期の批判やそれに根ざしたキングダム・カムに対するイメージは相変わらずついて周り、また音楽業界にも長い間ふりまわされてきたレニー・ウルフは、そうした周囲に対し注意を払うことをやめることを決意。純粋に自分の音楽と向き合うために再び自分の拠点で集中して曲作りに取り組み、2002年、8thアルバムとなる『Independent』をベルリンのUlfTone Musicからリリース。これまで同様レニー・ウルフのボーカルを中心に据えながら、パターンの繰り返しを多用したギターとシンプルなドラム、エフェクトなど、インダストリアル・ロックなどからの影響も感じられるモダンなハードロックサウンドを生み出した。 2004年、政治的な問題をテーマとした9thアルバム『Perpetual』をリリース。2006年、フロンティアーズ・レコードから10thアルバム『Ain't Crying For The Moon』 をリリース。このアルバムには「ゲット・イット・オン」のセルフ・カバーが収録された。2009年、オーストリアのPlanet Musicから11thアルバム『Magnified』をリリース。 2011年、2006年から参加していたヘンドリック・シーズブルメル (Hendrik Thiesbrummel)にかわり、新たにドラマーのネイダー・ライ (Nader Rahy)が加入。同年、新曲3曲に加え、これまでのキングダム・カムの楽曲の中からファンの支持の高い7曲とストーン・フューリー時代の「Break Down The Wall」を現在のメンバーでセルフカバーした12thアルバム『Rendered Waters』をSPV/Stermhammerからリリース。『Independent』以降のモダンな要素に以前のハードロックがブレンドされることで、力強くモダンなハードロックへとそのサウンドも変化をみせた。 2013年、13thアルバムとなる『Outlier』をリリース。過去と現在をつなぐブリッジを構築しようとしたというこのアルバムでは、前作のサウンドを踏襲しながら新たな実験的要素も導入。メッセージ性の強い力強いアルバムとなった。
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