文体と内容
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後述の延喜式所載の祝詞の文体は、宣命体と奏上体の二種に大別できる。宣命体は「諸聞き食へよと宣ふ」「称へ辞竟へ奉らくと宣ふ」のような語句で終え、祭祀の場に参集した人々に宣読する形式のものである。それに対し、奏上体では「申し給はくと申す」「称へ辞竟へ奉らくと申す」などと終え、直接神に対して奏上する形式のものである。ノリトのノリに「宣り聞かせる」という意味があることから、宣命体の祝詞が古く、本義を伝えるものであるとも考えられるが、軽々には決着がつけがたい。 折口信夫は日本文学の発生を信仰起源説に起き、文学の発生をうながした口頭詞章のひとつとして呪言を想定した。呪言には上から下へ宣り下す詞章と、下から上へ申し開きをする詞章があり、前者は神が精霊に命令し、後者は精霊が神に屈服を誓約する言葉である。これが天皇と臣下の関係に移行して、前者がノリト、後者がヨゴトと称されるようになったという。また、神より命令された精霊が、さらに下の精霊に伝達する言葉をイワイゴトであるとした。
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文体と内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 04:40 UTC 版)
約2万行。教会暦で行われるミサで教義を説くのに用いられ、ラテン語の分からない僧や農民に親しまれた。最初に福音書の訳を述べ、解説を続ける。アルフリチやウルフスターンの作品のように古英詩の韻律をとらずに弱強七歩格を用いている。 以下の例はキリストの来歴を述べている部分である。 Forrþrihht anan se time comm þatt ure Drihhtin wolldeben borenn i þiss middellærd forr all mannkinne nedehe chæs himm sone kinnessmenn all swillke summ he wollde& whær he wollde borenn ben he chæs all att hiss wille. As soon as the time camethat our Lord wantedto be born in this middle-earthfor the sake of all mankind,at once he chose kinsmen for himself,all just as he wanted,and he decided that he would be bornexactly where he wished. (3494-3501)
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