政党システム研究
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政党システム研究の分野において大きな革新をもたらしたジョヴァンニ・サルトーリの分析枠組みを日本へ紹介したことで知られる。 全20巻から成る『シリーズ 現代政治学叢書 (東京大学出版会)』では、専門である「政党」の巻を担当した。なお、「現代政治学叢書」は、2012年より順次、電子書籍版がリリースされており、「政党」の巻もオンデマンド版での入手が出来る。 また、日本における代表的な政治学の事典である弘文堂 『政治学事典』の編者を猪口孝、大澤真幸、山本吉宣、スティーブン・R・リードの各氏と共に務める。 こうした政治学・政党システム研究とともに、北欧(北ヨーロッパ)地域研究の第一人者でもある。学生時代の1960年代半ば、21歳の時にヨーロッパを鉄道旅行した折、初めて訪れたスウェーデンの魅力に惹かれたことが契機となり、以来、半世紀にわたり 「資源に乏しく、人口規模の小さい『極北の小国』が、長期にわたる平和と繁栄を享受するのみならず、『ノーベル賞』に代表される世界への影響力と、その基盤となる『国家ブランド力』を維持し続けているのは、なぜなのか」 との問いに対し、自身の専門である政治学からの分析に加え、学際的なアプローチによる研究を続けている。 学生には「地球儀」をつねに身近に置くこと、ゼミ生には留学の手配や、TOEFL受験など語学の重要性を語り、学生時代に視野を拡げ、広く世界に目を向けることの大切さを説いている。
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