憲政本党総理とは? わかりやすく解説

憲政本党総理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 06:59 UTC 版)

大隈重信」の記事における「憲政本党総理」の解説

憲政本党」も参照 11月3日、旧進歩党憲政本党結成した大隈は党の中心的人物であったが、内紛のため党首を置くことはできなかった。明治32年1899年8月伊藤は旧自由党とともに立憲政友会結成した。このとき、大隈側近であった尾崎行雄脱党し政友会参加している。明治33年1900年12月18日大隈憲政本党党首である総理就任した。しかし憲政本党政友会押され振るわず翌年3月までに33名の議員離脱した。また桂園時代には裏面桂太郎首相連携しようと動いたが、与党にもなりきれなかった。明治35年1902年)には伊藤大隈会談し憲政本党立憲政友会合同大隈蔵相就任噂されたが幻に終わった議員の中からは党体制改革求める声が高まった明治39年1906年3月には東北地方選出議員執行部公選制を要求し裏面大隈引退ないし元老化を求め動きが活発となった。この動きには大隈側近であった大石正巳加わっていた。11月には大隈側近犬養毅院内総務選出されず、大石のみが選ばれ改革派伸長示された。改革派児玉源太郎清浦奎吾大浦兼武外部から党首迎え桂太郎首相に接近しようとする動き見せていた。このため大隈明治40年1907年1月20日党大会で、憲政本党総理辞任することを発表した。ただし完全に憲政本党との関係を絶ったわけではなく明治42年1906年)には大石派と犬養派の仲裁求められている。

※この「憲政本党総理」の解説は、「大隈重信」の解説の一部です。
「憲政本党総理」を含む「大隈重信」の記事については、「大隈重信」の概要を参照ください。

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