惑星ベジータ消滅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 06:26 UTC 版)
自らの私設軍の一角を占め星の地上げを行っていたサイヤ人を、その潜在・連携能力が将来自らにとって危うい存在になると見なし敵視するようになる。アニメではザーボンが「いつまでも自分たちに従順ではない」「徒党を組まれると厄介になる」と発言したことやベジータ王の謀反がきっかけで、『ドラゴンボール』の前日談に当たる『銀河パトロール ジャコ』では部下に「プライドが高すぎて忠犬になりきれませんからね。星ごと消えてもらうにはいい潮時でしょう」と話している。とりわけ超サイヤ人に関しては、「バカな言い伝え」としつつも警戒していた。そしてサイヤ人の住む惑星ベジータに攻め込み、ベジータの父であるベジータ王を殺害する。手駒として使えるベジータと、ナッパやラディッツら他の星に送り込まれたわずかな者を除き、サイヤ人を惑星ベジータもろとも消滅させた。生き残ったサイヤ人たちには惑星ベジータ消滅の原因を巨大隕石の衝突と説明している。 TVスペシャル『たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜』で詳細が描かれており、各星にいたサイヤ人たちの殺害を部下のドドリアたちに命令し、フリーザの裏切りに気付いて単身闘いを挑んできた孫悟空の父であるバーダックを惑星ベジータとともに宇宙から消し去っている。惑星ベジータが消滅していくさまを、「美しい花火」と呼び狂喜していた。 なお、原作とアニメ・TV(テレビ)スペシャルでは物語にわずかな相違があり、原作ではフリーザが攻め込んで王を殺し惑星ベジータを消し去ったと独白しているが、アニメでは先にベジータ王がサイヤ人エリート部隊を率いて反乱を起こし、船内に突撃してフリーザを襲撃するも、返り討ちに遭って全滅している。その前から不穏な動きがあったとの発言もあり、アニメでは「サイヤ人上層部の反乱」→「フリーザのサイヤ人絶滅決意」→「バーダックの反乱」という順序で描かれた。 『銀河パトロール ジャコ』のおまけストーリー『DRAGON BALL- 放たれた運命の子供』では惑星ベジータを滅ぼす1ヶ月前の様子が描かれている。超サイヤ人や超サイヤ人ゴッドの伝説に一抹の不安を覚えたフリーザは、全てのサイヤ人を惑星ベジータに召集して、ほぼすべてが帰還する1か月後に星ごと消し去ることを計画し、生き残った者には「運悪く巨大隕石がぶつかった」と説明するつもりでいた。
※この「惑星ベジータ消滅」の解説は、「フリーザ」の解説の一部です。
「惑星ベジータ消滅」を含む「フリーザ」の記事については、「フリーザ」の概要を参照ください。
- 惑星ベジータ消滅のページへのリンク