情報発信・生涯学習拠点としての活動
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「帯広市図書館」の記事における「情報発信・生涯学習拠点としての活動」の解説
帯広市図書館では、読み聞かせ会、朗読会、映画会、文章教室、郷土資料読み解き講座などをある程度定期的に開催しているほか、講演会や写真展、企画展示といったイベントも実施している。 ビジネス支援にも力を入れており、帯広市の商工観光部や帯広商工会議所と連携した取り組みも行われている。起業や異業種参入を考えている市民や経営者向けに、ビジネス支援コーナーを本館2階に設定して関連書籍やパンフレットなどを集め、ここに商工会議所からも資料が提供されている。また、図書館を会場として、市や商工会議所と連携したセミナー類も開催されている。そのほか、公式サイトにも専用コーナー「ビジネス.com」を開設し、ビジネスに関連した情報発信や、図書館で提供しているサービスの紹介を行っている。 地元新聞社との連携も行われており、2003年10月から紙面に「図書館司書のおすすめ本」というコーナーが設けられ、十勝館内の17の公立図書館と共に持ち回りで図書の紹介を続けている。この企画には後に、市内の一部高校と帯広畜産大学の図書館も加わっている。地元書店組合との連携による取り組みとしては、公開講座や作家を招いた講演会を実施している。図書館側が会場を提供し、書店側で実行委員会を作るなど工夫して必要経費などの管理が行われている。 帯広市図書館では、「調べ隊」と名付けられたパスファインダー(あるテーマを調べるために役立つ資料を紹介したガイド)も作成している。テーマに関する本の表紙と内容紹介や所蔵されている視聴覚資料に加えて、関係する雑誌、新聞、ウェブサイトのURLや見学可能な施設も紹介されている。また、調べるためのキーワードが紹介されており、OPACやウェブで検索する手がかりとしても使える。発行は不定期で、ときおり改訂も行われており、印刷されたものが本館内で入手できるほか、公式サイトからPDF版をダウンロードできる。 定期的に発行している広報紙やウェブサイトを通じて、利用者や市民向けに情報発信が行われており、一部の広報紙は、バックナンバーを含めて公式サイトからPDF版をダウンロード可能である。また、帯広市図書館では食に関する資料収集に積極的に取り組んでおり、2006年度から2015年度にかけて食をテーマとした広報紙「食☆ナビ」を発行したほか、公式サイトでも専用コーナー「食文化.com」が設けられている。そのほか、健康・医療をテーマとした「からだ♪ナビ.com」も公式サイトに設けられている。
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