恒星の絶対等級とは? わかりやすく解説

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恒星の絶対等級

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/21 06:03 UTC 版)

絶対等級」の記事における「恒星の絶対等級」の解説

恒星天文学及び銀河天文学において、基準となる距離は10パーセク(約32.616光年、3×1014km)である。10パーセクの距離にある恒星0.1100ミリ秒)の視差を持つ。 絶対等級は、見かけの等級同じく明るさが約2.512倍だけ違うと1等級だけ明るさ違い数字が5小さくなる明るさはちょう100倍になるという決まり使っている( 100 5 ≈ 2.512 {\displaystyle {\sqrt[{5}]{100}}\approx 2.512} )。例え天の川絶対等級は約−20.5等級である。従って絶対等級が−25.5等級であるクエーサーは、我々のいる天の川銀河よりも100倍明るいことになる。もしあるクエーサーと我々の天の川が同じ距離に並んで見えたとしたら、クエーサー5等級(100倍)だけ我々の銀河系より明るく見えることになる。 絶対等級定義するには、測定している電磁放射タイプはっきりさせることが必要である。放出エネルギー合計について述べ場合適切な用語は放射等級輻射等級、bolometric magnitude)である。ある天体絶対等級低くなればなるほど、その天体輝度高くなる方程式により、視等級絶対等級は、視差媒介関係している。 肉眼見え恒星多くは、10パーセク位置にあって地面に影が映るほどの絶対等級持っている例えリゲル(−7.2等)、デネブ(−7.2等)、とも座ζ星(−6.0等)、そしてベテルギウス(−5.6等)などである。比較すると、シリウス絶対等級で1.47等であり太陽可視光での絶対等級で4.83等である(参考値)。 恒星の絶対等級は一般に10等から+17等までの間に収まる。一方銀河絶対等級数値遥かに小さい(明るい)場合がある。例えば、巨大な楕円銀河であるM87絶対等級は−22等である。

※この「恒星の絶対等級」の解説は、「絶対等級」の解説の一部です。
「恒星の絶対等級」を含む「絶対等級」の記事については、「絶対等級」の概要を参照ください。

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