惑星などの絶対等級 (H)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/21 06:03 UTC 版)
「絶対等級」の記事における「惑星などの絶対等級 (H)」の解説
惑星、彗星、小惑星の場合、恒星ではない天体についてより意味のある別の定義の絶対等級が使われる。 この場合の絶対等級は、ある天体が太陽と地球の両方から1天文単位 (au) にあり、位相角(太陽と天体、天体と観測者を結ぶ線の間の角)が0度であるとした時の視等級として定義される。これは物理的には有り得ない状態であるが、計算には便利である。 恒星や銀河の絶対等級を惑星などの絶対等級に変換するには、31.57を減じればよい。この数値は、太陽の視等級の−26.8等と、(恒星の)絶対等級の+4.8等の違いとも一致する。従って、天の川(銀河の絶対等級−20.5等)は、惑星の絶対等級では−52等になることになる。
※この「惑星などの絶対等級 (H)」の解説は、「絶対等級」の解説の一部です。
「惑星などの絶対等級 (H)」を含む「絶対等級」の記事については、「絶対等級」の概要を参照ください。
- 惑星などの絶対等級のページへのリンク