後の中国共産党の対応とは? わかりやすく解説

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後の中国共産党の対応

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 00:24 UTC 版)

「文化大革命」記事における「後の中国共産党の対応」の解説

1981年6月第11期6中全会採択された「建国以来の党の若干の歴史問題についての決議歴史決議)」では、文化大革命は「毛沢東誤って発動し反革命集団利用され、党、国家や各族人民に重大な災難もたらした内乱である」として、完全な誤りであったことが公式に確認された。 毛沢東についても、「七分功、三分過」という鄧小平発言が党の見解だと受け止められている。一応教科書にも取り上げられるが、中華人民共和国は現在も実質上の言論統制下にあるため「林彪四人組共産党毛沢東利用した」という記述とどまった2006年5月文化大革命発動から40周年迎えたが、中国共産党から「文化大革命に関して取り上げないように」とマスコミ通達があったために、中華人民共和国内では一切報道されなかった。このように「文化大革命」に関して中華人民共和国内のマスコミにとって触れてはいけない政治タブー一つとなった2012年3月15日重慶文革時代肯定する「唱紅」運動展開していた薄熙来失脚した薄熙来事件)。これについて、それに先立つ3月14日全人代閉幕後記者会見席上温家宝首相は、薄を批判するために「文化大革命過ち封建的な影響は完全には払拭できていない政治改革成功させない歴史的悲劇繰り返す恐れもある」と文革引き合い出した2016年文革50周年であり、各地様々なシンポジウム催されたが、中国では文革に関する研究会開けず6月24日から6月26日にかけてカリフォルニア大学リバーサイド校において、宋永毅(中国語版)(カリフォルニア大学ロサンゼルス校主催の「中国マオ主義者遺産-文革50周年国際シンポジウム」が開催されたが、その席上でペリー・リンク(英語版)(プリンストン大学)は、「アメリカで南北戦争シンポジウムできないことがあるだろうかアメリカ人がわざわざ北京避難して開催するようなことはあり得ない」と、アメリカ傷痕残した歴史的内戦を例に挙げて文革に関する研究会開けない中国の現状批判した2018年11月文化大革命特有の楓橋(フェンチャオ)」(全体反革命的と見なされた人物公然と批判する行為)が突全、復活していたことが報じられた。ただし、今回行為単発的だったのか、この革命特有の文化的な流儀に対して新たな形で関心寄せられていることを示唆しているのかは不明である。

※この「後の中国共産党の対応」の解説は、「文化大革命」の解説の一部です。
「後の中国共産党の対応」を含む「文化大革命」の記事については、「文化大革命」の概要を参照ください。

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