形状と歴史とは? わかりやすく解説

形状と歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/19 14:04 UTC 版)

ロングソード」の記事における「形状と歴史」の解説

ロングソード作られ年代資料によって形状の特徴異なり、それによって大きく2つグループ分類される片手半剣と同義とする場合がある)。全長初期のものが80cmから90cm、後期のものが80cmから100cmで、どちらも真っ直ぐな両刃の刃を備え重量は1.1kg~1.8kgである。 1050年から1350年代までの初期ロングソードは、幅広3cmから5cm)で肉厚の刃を持っており、軽量化のために剣身の腹部分に幅の広い彫られている。後期ロングソード比べて刃が幅広肉厚なのは、当時鋼の製法確立しておらず、刀身部分太く厚くすることで強度保っていたためである。刀身部分強化には焼入れ法という技術用いたが、この方法では刃の表面しか硬化させることができなかったため、長く使用する硬化した皮膜はがれて強度落ち軟らかい部分のせいで刃が(折れるのではなく曲がってしまうという欠点があった。刃は切断期待出来るものではなく、主に衝撃運動エネルギー)を集中するためのとして機能していた。 1350年から1550年作られ後期ロングソードは、鋼が用いられるようになったことで、初期ロングソード比べ細く薄い刃を持ち軽量化が行われている。この形状の変化馬上で戦う騎士たちへの配慮でもあり、細長く鋭い形状は(加工精度防具との相性もあり)切るよりも馬上から突くことに主眼置かれている。ロングソードはこの時代主要な剣の一種であり、宗教的な影響受けて十字架見立てた形状作られたという説もあり、武器として当時高位の者が使う例も見られている。また、騎士叙任の際に剣を用いるのも宗教からの影響である。

※この「形状と歴史」の解説は、「ロングソード」の解説の一部です。
「形状と歴史」を含む「ロングソード」の記事については、「ロングソード」の概要を参照ください。

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