年中行事と祭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 03:10 UTC 版)
製塩祭(ジーダーフェスト) - この市祭は1988年から毎年6月にマルクト広場やヴェルルの歩行者専用地区で開催されている。プログラムは、マルクト広場での音楽プログラム、製塩の実演、日曜日のショッピングなどである。 ミヒャエル週間 - 毎年9月29日(聖ミヒャエルの日)近辺の週はヴェルルが最高潮に達する週である。教会祭やショッピング、がらくた市の他に、この週には、音楽、授賞式、興味深い講演などを含む大規模な文化イベントが開催される。ミヒャエル週間は、1952年からヴェルルで行われてきた「ヴェルルの秋週間」に由来している。 ヴェルルの農民市 - 毎年収穫祭に、ヴェルルのマルクト広場で農民市が開かれる。ここでは市や周辺の農民たちが野菜や家畜からの生産品を販売する。さらに、たとえば単純な打穀器による打穀といった古い農機具の実演も行われる。また、5年に1度、新旧の農機具を携えたパレードが行われる。 ヴェルルの貨幣祭 - 貨幣祭はヴェルルの大規模な祭の中では最も新しい祭である。この祭は、17世紀まで有していたヴェルルの貨幣鋳造権を記念して、2001年から毎年開催されている。市内の商人はこの祭を買い物ができる日曜日に利用し、また、がらくた市も開催される。 守護聖人祭「聖母の訪問」- 7月2日以後の日曜日に開催されるカトリックの祭「聖母の訪問」は、大規模な巡礼の日である。アルガーミッセン(ドイツ語版、英語版)、デルブリュック、ヴァールシュタイン、アルペ、オルペ、レンハウゼン、ムフ(ドイツ語版、英語版)からの巡礼団や、数多くの個人巡礼者がこの週末にヴェルルに訪れる。ここで彼らは一緒に神事を行い、祈り、祝福する。何千人もの巡礼者たちは、土曜の夕方に行われる「光の行列」や、日曜日の朝の市内行進とそれに続く壮麗な盛会ミサに参加する。ベルギッシェス・ラント(ドイツ語版、英語版)の街ムフからのグループは片道約 150 km の道程をそれぞれ3日ずつかけて徒歩で往復する。徒歩での巡礼者は徐々に増えてきており、特に若者の間で増加している。 射撃祭 - 中核市区やその他の市区部で毎年射撃祭が開催される。始まりは、6月初めのホルトゥム(聖ミヒャエル射撃兄弟団)で、6月半ばにマーヴィッケ(聖フーベルトゥス射撃兄弟団)が続く。その後、7月第1週末にビューデリヒ(聖クニベルト射撃兄弟団)、第3週にゼネルン(ゼネルン=プレプスティング聖ゲオルク射撃兄弟団)、7月末にヴェステンネン(ヴェステンネン聖ゼバスティアヌス射撃兄弟団)、8月第2週末にヒルベック(ヒルベック射撃団)と順次行われ、最後は8月の第3週末にヴェルル(ヴェルル聖ゼバスティアヌス射撃兄弟団)で開催される。 ヴェルルからゾーストへのジルヴェスターレース - この有名なジルヴェスターレース(大晦日のレース)は、ヴェルルからゾーストまで連邦道 B1号線を使って1982年から行われている。このレースは7,900人以上が参加するドイツ最大のジルヴェスターレースである。レースはヴェルルの市立ホールをスタートとする。最初の2回はマルクト広場からスタートしたが、参加者が増えたため市立ホールがスタートとなった。ゴールは 15 km 離れた、隣町ゾーストのマルクト広場である。 巡礼 - 毎年5月13日に最も近い日曜日に巡礼バシリカを終点とするカトリックのポルトガル人グループの行進が行われる。この地域を超えて行われる巡礼は、ポルトガルのファティマの巡礼に由来し、1970年代から行われている。この宗教行事はヴェルル内市街の風物詩となっている。この他にスペイン人グループや、故郷を逐われた人々、障害者の巡礼も行われる。
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