年代での特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 18:51 UTC 版)
古代・中世の戦争を舞台とした作品の場合、攻城戦や野戦が舞台になるケースが多い。特に攻城戦では、堅牢な要塞や城をいかに攻略するか、そしてそれをどのように防ぐかという点に重点を置かれて描かれる。 年代は主に、西暦1700年代まで(フランス革命前後、銃が戦争の主役になる以前)を中心としている。 国盗物語や立身出世、騎士、傭兵、武士、王、貴族など、現代の戦争ではめったに出てこないテーマが登場するケースが多く、武器もまれに大砲などが登場することもあるが、剣、弓矢、槍を使った戦闘がメインとなる。 一方、近代・現代戦争作品になると、銃や爆弾などの兵器を利用した戦争が多く描かれ、現代の世界情勢の複雑化と同様、侵略目的、防衛目的以外の戦争を描いた漫画も多数存在する。日本では明治維新以降、太平洋戦争以前を舞台とする場合が多い。 近代の戦争を扱った作品になると、歴史上のタブーなど、国家間のデリケートな問題(日本では主に南京事件など)に触れる機会が多くなるため、そういった問題を扱った漫画は、掲載雑誌の回収もしくは単行本化された際に修正されるか、削除される事態までに発展することがある。
※この「年代での特徴」の解説は、「戦争漫画」の解説の一部です。
「年代での特徴」を含む「戦争漫画」の記事については、「戦争漫画」の概要を参照ください。
- 年代での特徴のページへのリンク