巴里に関する用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 00:26 UTC 版)
詞認筆 全てが文字によって存在する巴里独自の要素。英語で「サイン」、フランス語で「シーニャ」、ドイツ語で「レルネン」と読む。 巴里において、個人が自身の行動や主観を実現する為に用いる。基本的に巴里内での個人行動はこれによって実行され、その表記によって行動や結果が果たされる。しかしこれはあくまでも主観によるものであり、他者との詞認筆がぶつかった場合、事実に近い方が優先される。もしも他者の詞認筆が事実に近かった場合、自身の認識とは異なる結果を突然受ける、という事になる。故に事実を確認する加詞筆との兼ね合いが非常に重要である。 加詞筆 全てが文字によって存在する巴里独自の要素。英語で「ポイント」、仏語で「アジュテ」、独語で「フェアベッセリング」と読む。 巴里において、客観的な事実を確認する為に用いる。これを行う事によって基準となる現実を把握し、それに則した行動をとれるようになる。ただしこれを行っている間、自身の行動を果たす詞認筆を行う事は出来ない。 初期化 巴里が1年前へと逆行する瞬間の事。英語で「フォーマット」、仏語で「プリミティーフ」と読む。 これが発動する時間が、独逸軍による言詞爆弾の爆発(1944年8月6日午前5時32分18秒)であり、これが起きると1944年8月6日まで逆行する。これに巻き込まれている巴里の住人達はそれに一切気付く事はなく、巴里外から来ていた人間や物品は全て排除され、二度と入る事は出来ない。またこれを打破して巴里が市外と繋がった場合、54年間の誤差という矛盾を解消する為、市外の世界は1944年まで逆行する。 連環 巴里が1943年8月6日から1944年8月6日午前5時32分18秒の1年間を繰り返す事。正確にはある空間内で特定の期間が繰り返す事。仏語で「ロンド」、独語で「メタフィジコーズ」と読む。 第一の避難者(ファーストイレイサー) 巴里の住人ではあるが、何らかの要因で言詞爆弾の爆発に居合わせなかった者の総称。 言詞爆弾(ヴォルト・ボンベ) 爆発地点から広範囲に渡り、空間さえも遺伝詞を変異させる強力な兵器。巴里が連環を起こした原因。 ただし変異の結果は言詞爆弾の使用者側ではなく、効果範囲に存在する全ての遺伝詞に影響される。
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