左文字右京(さもんじ うきょう):松方弘樹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 04:25 UTC 版)
「大江戸捜査網」の記事における「左文字右京(さもんじ うきょう):松方弘樹」の解説
隼人の後任として、第306話(通算410話)から登場。表向きは板前・清次郎で、向島の料亭で板前をしていたが、その店が火事でやけたため内藤勘解由に雇われ桔梗屋で働くことになった。普段は「清さん」の愛称で呼ばれる。表向きに、刀を捨てる前に付き合いが在った知り合いからは「左文字様」等と呼ばれるが、「左文字様は止してくれ」と応えている。御家人の次男坊であったが、武士の仕組みに嫌気がさして刀を捨てた。だが、内藤勘解由にその腕を見込まれ、1年間、隠密同心としての修行を積んだ。直心影流の使い手で、野性味と華麗さを併せ持った太刀さばきを見せる。隠密装束は306話(通算第410話)の初登場から白の紋付き着流しで二刀流での立ち回りも多い。左投げでの目打ち投げで危機介入することが多い。第331話(通算第435話)からは毘沙門亀甲柄の浅葱色(水色)の着流し。さらに終盤は紗綾柄の紺の着流しで一本差になる。家紋鷹の羽紋。茶目っ気ある気さくな性格で江戸庶民との交友関係も幅広いが、許せぬ悪人に対しては荒っぽい言動をするほど直情的になる。第536話(通算第640話)で幻の御前の死と旧知の町人たちを自らの暗殺計画に利用された怒りから、隠密同心の証の懐剣を返上。全ての黒幕である将軍家御家門・・立花左馬介(宮内洋)を成敗した後、いずこともなく去っていった。 比較的初期には「鈴の調べは悪を斬る」と言って成敗に乗り込み、罪状を暴きながら赤房の鈴をリレーする。その後罪状を述べた後に葵(または松平家の家紋)の紋付き懐剣を示し「例え世間は黙って見過ごしたとしても、此の懐剣が承知出来ねえとよ」と云うと、大体、下手人の頭が「貴様等一体何者だ」と問い掛けると順次名乗りをあげるが、殆ど「者共出合え!曲者ぞ!構わぬ!斬れ斬れ!斬って捨てぇい!」等と刃向かうと成敗に入る。 名乗りは「三途の川の渡し守、隠密同心左文字右京」と名乗る。
※この「左文字右京(さもんじ うきょう):松方弘樹」の解説は、「大江戸捜査網」の解説の一部です。
「左文字右京(さもんじ うきょう):松方弘樹」を含む「大江戸捜査網」の記事については、「大江戸捜査網」の概要を参照ください。
- 左文字右京:松方弘樹のページへのリンク