岡田史子とは? わかりやすく解説

岡田史子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/14 13:40 UTC 版)

岡田 史子(おかだ ふみこ、本名・高田富美子[注釈 1]1949年7月23日 - 2005年4月3日)は、北海道静内郡静内町(現・日高郡新ひだか町)出身の漫画家。詩的な作風の漫画を多く発表した。


注釈

  1. ^ 元々姓は「高田」であったが、2度結婚・離婚を経験し、「高田」→「野口」→「中村」を経て、再び「高田」と姓を改めた[1]
  2. ^ 四方田犬彦「岡田史子論(2)」『岡田史子作品集 vol.2 ほんのすこしの水』(NTT出版、1992年、320頁)によれば帰郷したのは1973年。
  3. ^ Ibid.。1978年、旧知の編集者である山本順也の勧めによりカムバックしたとある。
  4. ^ クイック・ジャパン 」vol.17(太田出版、1997年)から。それによると、当該インタビューは、まず紙上企画「消えたマンガ家」終了後のボーナストラックとして『消えたマンガ家3』に著者大泉実成により書き下ろされた岡田のインタビューがあり、その大泉インタビュー翌日の1996年10月11日に当該編集部として行われたものである、と記載されている。当該インタビューの別バージョンは後掲「まんだらけZENBU」No.4に掲載されており、これら一連のインタビューを企画してきた赤田祐一編集長は、当該インタビューは1997年10月11日に行われた、と記載している。
  5. ^ ビートルズの曲の歌詞を漫画の作中で引用する傾向は、萩尾望都竹宮惠子ら24年組のように思春期にビートルズの活躍を体感した世代に共通している。
  6. ^ 『週刊話題NEWS』(日本文華社)。隔週木曜日発行。初期のコピーは「新しい評判の話題・実益百科週刊誌」であった、いわゆる男性週刊誌。
  7. ^ 岡田は「モスクワ大学」と記しているが、関川[3](関川op.cit.、84頁)は「ルムンバ友好大学」としている。
  8. ^ 強調加筆者。掲載時期は、関川[3](関川op.cit.、84頁)によると69年秋20歳で静内に帰った翌年、70年とされる。巻号等不明。
  9. ^ おそらくは、「女としての存在感」等の誤字かと思われる。
  10. ^ 彼が関川[3](関川op.cit.、85頁)のいう「丸出だめ夫」であれば、撮影は70年頃になる。また鈴木いずみは73年に結婚し一女をもうけていることからも、74-75年頃の撮影は???。あるいは、もともと「週刊話題」とは別の撮影か。

出典

  1. ^ 「むしろ、弟として」「まんだらけZENBU」No.4 288頁、asahi.com: 漫画家の岡田史子さん死去 - ウェイバックマシン(2005年4月9日アーカイブ分)ほか参照
  2. ^ 【マンガ探偵局がゆく】幻の女性マンガ家を探せ 手塚治虫に認められ55歳で亡くなった岡田史子(2020年5月20日閲覧)
  3. ^ a b c d e f g h i j k l 関川夏央『人間晩年図巻 2004-07年』(岩波書店、2021年)81-89頁「岡田史子(心不全(?)・55歳)………六〇年代的、あまりに六〇年代的」
  4. ^ a b c d 岡田史子インタビュー 伝説の漫画家が残した余韻が、今ガーリーに甦る!エキサイトブックス、2003
  5. ^ 竹宮恵子萩尾望都篇『少女マンガ家になれる本』(二見書房、1980年)207頁ほか
  6. ^ 「人に歴史あり(1)」『ODESSEY〜 episode1 ガラス玉』254頁ほか
  7. ^ 『ODESSEY〜 episode1 ガラス玉』243頁ほか
  8. ^ MANGA-DB アナ・バナナ
  9. ^ 『ODESSEY 1966~2003 岡田史子作品集 episode2 ピグマリオン』、自分史を語る2、257頁(飛鳥新社、2004年)、『ODESSEY 1966~2005 岡田史子作品集 episode2 ピグマリオン 増補新装版』、自分史を語る2、273頁(復刊ドットコム、2018年)。掲載誌名のない前者に、構成者が『週刊話題』との注釈を付記した
  10. ^ 荒木経惟荒木経惟写真全集 第19巻 Aの愛人』(平凡社、1997年)14-15頁。57-73頁。一部、鈴木いづみの写真も
  11. ^ Ibid. 、235-237頁


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