寮と留学について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 00:13 UTC 版)
「ボストンカレッジ」の記事における「寮と留学について」の解説
殆どの入学生はマサチューセッツ州出身ではないため寮に入る。ただ、三年間の入寮しか保証されない。よって、一、二年生の時に寮に住み、三年生の時はブライトン市内のアパートを借りるか外国へ留学し、四年生として寮に戻るというパターンが通例。留学先は英語が通じるオーストラリアや英国が多い。日本への留学生はボストン・カレッジと同様、イエズス会系で姉妹校の上智大学へ行く。同じ理由で日本からの留学生は上智大学からの学生が殆どである。 寮に三年間しか入れないのは大学全体が寮不足の為。例えばアッパー・キャンパスに住む一年生は時々二人部屋に三人で住むこともある。よって、離れたニュートンキャンパスに住む事を進んで選ぶ学生も少なくない。また、アパート生活を好んで、四年目もアパート生活を選択する学生もいる。学部学生の寮不足にもかかわらず、2006年から大学院学生にブライトン市内にある限られた数のアパートが提供される事になった。 学部学生の寮は3種類。 普通: 2-4人部屋で、トイレや風呂は一階ごとに供用。アッパー・キャンパスかニュートン・キャンパスにある。 スイート: 2-3人部屋が2-4室、合わせて4-9人が住む。トイレと居間がスイート内。ロワー・キャンパスにある。 アパート: 2人部屋が2-3室。トイレ、居間、台所、食堂が揃っている。ほとんどはビルに入っているアパート。ただ、60室ほどモッズ(Mods)と呼ばれる小屋みたいなアパートもある。4年生専用で、小さな庭があるためとても人気。ただ、昔寮不足のとき臨時のために作られたもので、大学側はこれらを壊してビルの寮を建てたがっている。アパートは全部ロワー・キャンパスにある。 別に同学年と住まなければいけない訳ではないが、1年生は皆1年生と住み、寮の分配は高学年優先に行われるため、どうしても同居人は同学年になる。よって、学部学生活が必要以上に学年で分かれてしまうという意見が多い。 寮に入る学生は1人ずつに個人の電話線、インターネットとテレビのケーブル放送の3つが与えられる。 食堂は、特に他の大学の食事に比べるとおいしいという評判。ほとんど大学内で料理されるが、もっぱら高い事で有名。カリフォルニアロールやいなり寿司などもある。 駐車場が少ないためほとんどの学生は駐車権利を手に入れられない。例外は、市内を生活をせざるを得ない大学院学生(学部学生で市内に住んでも駐車権利は得られない)と看護婦学部学生、教育学部学生(ともに研修する必要があるため)。
※この「寮と留学について」の解説は、「ボストンカレッジ」の解説の一部です。
「寮と留学について」を含む「ボストンカレッジ」の記事については、「ボストンカレッジ」の概要を参照ください。
- 寮と留学についてのページへのリンク