かんれい‐こうきあつ〔‐カウキアツ〕【寒冷高気圧】
寒冷高気圧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/30 03:00 UTC 版)
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寒冷高気圧(かんれいこうきあつ)とは、地上付近において、周囲よりも相対的に寒冷な空気で構成される高気圧のこと。
対流圏の下層において、周囲よりも寒冷なため空気が下降して溜まり、圧縮されて形成される。ふつう、対流圏の中層や上層は高圧ではないが、温暖高気圧と同じように高圧になる場合もある。
主に下層のみが高圧であり、地上に近いほど周囲との気圧差が大きいことから、背の低い高気圧とも形容される。
冬季に大陸の中央部に形成されるものが多い。シベリア高気圧、北アメリカ高気圧などがある。また、冬や春の海氷や冷たい海水の冷却効果によって発生するオホーツク海高気圧(温暖高気圧の性質も持つ)などもある。
寒冷高気圧のうち、極循環によって南極や北極に発生するものを極高気圧、積乱雲の活動に伴って発生するものを雷雨性高気圧という。
これに対し、地上付近において温暖な高気圧を温暖高気圧という。
関連項目
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寒冷高気圧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 04:22 UTC 版)
下層が冷えて、地表面付近に寒冷な空気がたまり、密度が大きくなった空気の重さで高気圧になったものを寒冷高気圧という。気圧が高いのは地上付近のみで、上空では高気圧にはならない(背の低い高気圧)。背の高さは2 km程度で、高層天気図においては、700 hPaでは不明瞭になり、500 hPaではほとんど見られなくなる。 大陸の放射冷却によって、冬のシベリア方面にできるシベリア高気圧が代表的なものである。 オホーツク海高気圧は小笠原気団や移動性高気圧がオホーツク海に差し掛かると寒冷な海水による冷却で気団変質が起き海霧を伴う寒冷高気圧となり滞留すると考られる。チベット高原で分流された偏西風によりブロッキング現象が発生すると長期間居座り東日本を中心に冷夏をもたらす。
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「寒冷高気圧」の例文・使い方・用例・文例
- 寒冷高気圧という高気圧
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