定時制の課程とは? わかりやすく解説

定時制の課程

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 03:54 UTC 版)

高等学校」の記事における「定時制の課程」の解説

定時制の課程(定時制課程)とは、夜間特定の時間帯又は季節において授業を行う課程のことである。英訳では「part-time school」、特に夜間定時制一般的にはNight schoolナイトスクール)」「ナイトコース」と呼ばれる1948年昭和23年)に発足する夜間定時制一部制)は主に昼間仕事に就き終業後に夜間学校来て学習する社会人生徒のために作られ課程で、一般的に全日制課程併設されている。 中退したが再び頑張って高卒資格取りたい社会人無職の者、若いときに様々な事情進学できなかった高齢者発達障害知的障害抱えた生徒特別支援学校受け入れてもらえなかった生徒などが夜間定時制一部制)や昼夜間定時制(多部制)の夜間部進学している。 昼間定時制一部制)や昼夜間定時制(多部制)の昼間部昼間授業を行うが全日制多少授業時間異な場合がある。全日制同様にほとんどの生徒15歳18歳である。 近年になって新しい形態の多部制も設置されるようになってきている。昼間午前午後2つの部を設置する昼間二部制や、昼間1部夜間1部昼夜二部制、昼間2部夜間1部三部制がその例である。例えば、新宿山吹高等学校定時制課程では、1部 (8:40 - 12:20)、2部 (10:40 - 14:50)、3部 (13:10 - 16:50)の昼間部加え4部夜間)(17:20 - 21:10) を設置する四部制の授業行っている。これらの制度は、朝から夕方前までの授業出席できない生徒に対して対応するように考えられたものである一方愛知県公立定時制のように、昼間部夜間部で全く別々の教育課程で、昼夜授業でも三部制の形態とっていない定時制高校もある。 他に、農閑期通学する形の農業関係の学科農業科など)を設置する季節定時制呼ばれるものや交代勤務工場労働者(主に女子)等を対象に、昼間授業を行うもの(昼間隔週二部制)も設置された。昼間隔週二部制は、対応する企業少なくなったこと、志願者少ないことから廃止された。また、山間部農業科家庭科設置している高校昼間定時制設置している。春と秋の農繁期休業がある。現在は農業携わるもの以外は、その期間に補習職業体験などを行っている。4年次登校する曜日少なくして各自進路対応する学習を行う。 現在では通院就業専修学校高等課程とのダブルスクール配慮した形の開講形態になっている高校もあり、多部制を中心に大学との単位互換など、全日制では対応できないような取り組みなされている。

※この「定時制の課程」の解説は、「高等学校」の解説の一部です。
「定時制の課程」を含む「高等学校」の記事については、「高等学校」の概要を参照ください。

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